クラウドの管理

クラウドコンピューティングは、エンタープライズコンピューティングの歴史において最も重要なITの変革の 1 つといえます。 クラウドコンピューティングの基本となる概念は、数十年前から既に存在していましたが、高性能で水平方向に拡張可能なハードウェアやソフトウェアのアーキテクチャ、ユビキタスなネットワークへのアクセス、仮想化技術の実現により、クラウドコンピューティングは IT 業務全体で実際に利用できるソリューションとなりました。 そして、Amazon.com のような先駆者が、IT インフラストラクチャを実質的にコスト効率的に実現し、インターネット上でサービスとして消費できることを実証しました。 Salesforce.com などの企業は、重要な IT アプリケーションをサービスとして継続的に提供することで、新しい技術を従来のエンタープライズソフトウェアよりも、迅速かつ安価に提供しています。

Forrester やその他の業界アナリストによると、クラウドへの投資は、IT 市場全体と比べて 4~6 倍の速さで拡大しています。 クラウドへの投資の加速に拍車をかけているのが、モバイルコンピューティングや Big Data などの他のコンピューティングトレンドの急成長です。 これらのトレンドは相互に関与し合っています。 モバイルコンピューティングは、どこにいても複数ネットワークを介して情報にアクセスできますが、これはクラウドコンピューティングにとって重要なポイントです。 クラウドは、常にアクセス可能なグローバルな公開機構です。 情報へのユビキタスなアクセスを可能にし、モバイルデバイスの機能性を向上させます。 モバイルデバイスやその他のインターネット上のデバイスが生成する大量の Big Data は、格納、アクセス、分析されなければなりません。 クラウドコンピューティングは拡張性とコスト効率に優れたインフラストラクチャを提供し、Big Data 分析で得られる新たな視点が、さらなる技術革新とチャンスを創造します。  

ハイブリッドな IT ワールド

最新技術を活用して IT の敏捷性を最大限に引き出し、かつコストを抑制するために、多くの情報システム部門では、可能な限りクラウドベースソリューションを適用するという "クラウド優先" 戦略が導入されています。 米国政府は、2011 年 2 月に発表されたFederal Cloud Computing Strategyの中でクラウド優先ポリシーについて概説しています。

しかし、こうしたクラウドコンピューティングのさまざまな優れたメリットや、ほとんどの IT システムに対してクラウドベースでの代替ソリューションが利用可能であるという状況に反して、IT システムをクラウドに一括に移行できる企業はほとんどありません。 Informatica は、最も先進的な企業(公共/民間企業)が利用するのは、オンプレミスの IT システムとクラウドベースの IT システムの両方、であり、これを"ハイブリッドな情報システム部門" であると考えています。

現在のハイブリッドな情報システム部門の時代では、CIO は組織の 壁 やファイアウォールで保護するコンテンツだけを考えているだけでは不十分です。。 クラウドとオンプレミスの IT システムが混在する中、これらの IT システムをすべて統合するという新たな現実に直面しています。 クラウド上でデータがフラグメント化することは何としても避けたい事態です。 統合することができれば、このような事態を回避し、データ資産を管理できるようになります。

クラウドコンピューティングを最大限に活用

従来のオンプレミス型 IT では、他のシステムとのデータ共有機能と、データへのアクセスの制御機能によって IT システムの価値が高まりました。 これは、クラウドでも同様です。 受賞経歴のあるInformatica の統合テクノロジーが構成する包括的なポートフォリオがあれば、クラウドソリューションを最大限に活用し、データをコントロールすることができます。 Informatica の準ユニバーサルな接続機能があれば、オンプレミスの IT システムのデータを、Salesforce.com、Netsuite、Microsoft Dynamics、Oracle OnDemand などの最新のクラウドソリューションに統合することができます。また、Informatica Marketplace には、最新のクラウドソリューションが毎週追加されます。

必要に応じてパブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスを統合

Informatica は、オンプレミスとクラウドの両方に導入可能で、クラウドベースの IT システムとその他の IT システムを統合する、真のクラウドサービスをさまざまなソリューションで提供しています。 ネットワークの遅延を短縮し、コストを削減するには、データの大部分が格納されているシステムでデータ統合を実行することが最も効率的な場合があります。 それ以外は、複数システム間でデータ統合を実行してリソースの使用を均衡化するか、または内部 IT インフラストラクチャを必要としないサービスでデータ統合にアクセスすることです。 Informaticaのデータ統合製品は、こうした全てのニーズに対応します。 データ統合製品は、パブリッククラウド(Amazon Web Services の Elastic Computing Cloud(EC2)など)に導入、または VMware、Microsoft、Oracle の仮想化技術を使用して作成されたプライベートクラウドに導入することができます。 これにより、必要な時点で、データ統合が最適な場所に、データ統合を実行することができます。

クラウドコンピューティングのメリットをクラウド統合に取り込む

Informatica Cloud を導入すれば、Informatica プラットフォームのすべてのメリットを備えたクラウド内のサービスとして、データ統合機能を利用することができます。他に比類のない一貫したアーキテクチャ上で、さまざまな統合ソリューションを容易に導入し、ニーズの変化に伴ってInformatica 統合環境のリソースやメタデータを、他のオンプレミスやクラウド内のシステムに活用することもできます。

真のマルチテナントクラウドサービスである Informatica Cloud へのアクセスには、インターネット上の Web ブラウザ、または Apple iPhone、iPad、iPod Touch から Informatica Cloud Administration アプリケーションを使います。

クラウドコンピューティングが、 ITの展望を永久に変えたことは明らかです。 企業はクラウドコンピューティングを取り入れ、Big Data のデータ量の増大に対処していますが、Informatica のデータ統合機能は、データの保管先(クラウドまたはオンプレミス)に依存しないデータアクセスを実現し、データ統合により重要な情報を引き出し、企業が IT システムを最大限に活用し、競争力を強化する上で必要不可欠なものです。