データ統合の標準化で予算を管理する

Julie Lockner and Roger Nolan

全く同じデータ統合作業を繰り返すマルチポイントソリューションへ投資することにうんざりしていませんか?インテグレーションコンピテンシーセンター(ICC)が解決します。

非効率化するような計画を立案する人は誰もいません。業務部門のニーズが移り変わり、各チームがアプリケーションを徐々に追加することへの対応に追われているうちに、気付かない間に変化が進行する可能性があります。また、周囲におけるデータの蓄積も見過ごされがちです。

データの蓄積は、組織がデータを一元管理できていないことから生じる副産物です。統合プロジェクトはそれぞれ、異なるポイントインタフェースで管理されているため、独自のデータ統合プロセスをすでに構築しています。この冗長性によって、時間、費用、リソースの浪費が生じてしまいます。時間や予算がなければ、ビジネスに付加価値をもたらす活動に注力することは難しくなります。

ここは、アプリケーション管理者であるあなたが活躍すべき場面です。なぜなら、こうした非効率的なプラクティスを終わらせるのは、アプリケーション管理者の責任だからです。

全体的な視点から考える

まず、プロセスを改善して効率性をもたらすための第一歩は、変革の必要性を認識することです。アプリケーション管理者としての次の仕事は、プロセスの標準化によって冗長性をなくすことです。これをなし遂げるには、インテグレーションコンピテンシーセンター(ICC)または専門知識センター(COE)を活用してデータ統合全体を管理するのが有効です。

ICCを、全社にわたるすべてのデータ統合プロジェクトで共有できる反復可能なプロセスを作り出す、高機能一元型の「工場」として捉えましょう。アプリケーションの種類に関わらず、プロジェクトの所有者は、ICC構成要素を再利用して、より効率的にデータ統合にアプローチすることができます。

ICCの恩恵を享受する

ICCの原則を継続的に使用することで、個々のプロジェクトが独自の判断で統合プロセスを実行することで発生するIT関連の無駄を大幅に減らすことができます。これを達成するには、次の3つの方法があります。

  • ICCでインフラ合理化:たとえば、同じことをするのに、統合サーバーを26台も用意する必要があるのでしょうか?おそらくそんな必要はないはずです。ICCは、サイロの数を減らし、拡張可能な共有インフラストラクチャーを提供することで、余計なハードウェアやライセンスに必要なコストやメンテナンスの手間を省きます。
  • ICCで共通データ品質ルーチンの作成:ツールやプロセスを標準化することで、リソースを解放し、ツールを共有するとともに、そうしたツールが作成するロジックを再利用することができます。
  • ICCで継続的な改善をサポート:ICCを導入してすぐには、その利点を実感しにくいかもしれませんが、標準化を続けることで、ICCの利点は拡大していきます。直感的に使えるツールでメタデータを収集し、アプリケーション管理者がコーディングしなくても自分でデータを管理できるようになります。開発が着実に加速化するにつれて、IT部門の俊敏性の向上も実感できます。たとえば、今までは、アプリケーションの小規模な変更を行う場合でも、利害関係者の間で何時間もかけて調整することが必要でした。しかし、中央メタデータリポジトリに基づいて標準化を行うことで、数分に短縮することができます。

ICCモデルを使用してIT関連の無駄を排除することで、より戦略的なイノベーションに貴重な予算を回せるようになると同時に、データ駆動型の大規模な組織におけるパフォーマンスを向上させるように、アプリケーションやプロセスを適切に拡張できる環境を実現します。

ICCが提供するコスト効率性について詳しくは、ホワイトペーパー「Economics of Integration Competency Centers(インテグレーションコンピテンシーセンターの経済学)」をお読みください。

冗長性によって、時間、費用、リソースの浪費が生じてしまいます。 ここは、アプリケーション管理者であるあなたが活躍すべき場面です。なぜなら、こうした非効率的なプラクティスを終わらせるのは、アプリケーション管理者の責任だからです。