ストレスが少ないほど、成功する確率は高まる:業務部門をクラウド戦略に関与させる方法

Julie Lockner and Roger Nolan

業務部門があなたのクラウド配備の障害になっていますか?クラウド戦略の成功は人間関係を構築する能力にかかっています。

多くの場合、人を避けて作業することは、人と一緒に作業することよりも簡単ですが、それを避けていては、クラウドコンピューティング戦略の障害になります。IT部門担当者である、あなたの意見を聞かずに、業務担当者がアプリケーションに関する重要な意思決定を行うのは好ましくありません。また、業務担当者は、あなたが彼らの目的を無視することを了解しません。重要なのは、IT部門と業務部門の両方が、クラウドソリューションで協力することです。業務部門の期待を逸脱してしまって、それを修正するのは、あらゆる人にコストと時間の負担を負わせることになります。

以下は、業務部門に関与してもらい、クラウドコンピューティングを成功させるための、5つの効果的な方法です。

  1. すでに同じ状況を共有していることを理解する。クラウドの開放性は、あらゆる人がSaaS技術を使って、アクセスすることを可能にしました。業務担当者が、クラウドアプリケーションについてすでに知識を持っているかもしれないことを認識しましょう。何かがうまくいかなかった時に議論するよりも、総合が共同で計画を進める、プロアクティブなアプローチを推進しましょう。
  2. 業務を理解する。プロアクティブに行動しましょう。業務担当者と定期的に会議を開き、次のような必要な点を問いかけて、彼らのニーズを理解しましょう。ビジネスは何を達成しようとしているのか?なぜ業務部門はクラウドを採用しようとしているのか?現在彼らはどんなシステムを使用し、何が機能していないのか?これらの要因への理解を深めるために、業務担当者と協業すれば、より賢明な意思決定を行うことができるようになります。
  3. エコシステムを評価する。SaaS市場は、広大な海のようなで、常に渦巻いており、ともすれば深さを見誤ってしまいます。業務担当者が賢明な意思決定ができるようになるために、重要なSaaSの担当者が誰であり、重要な製品は何なのかを、IT部門は知る必要があります。これはITが業務に価値を提供できる重要な方法です。
  4. 信頼されるアドバイザーになる。コミュニケーションチャネルを解放し、あなたの価値と知識を実証すれば、新たなニーズが発生した時に、すぐに頼りにされるようになります。マーケティング担当者が広告メールを4%増やしたいと依頼してきた時に、特定のアプリケーションを提案できるように用意しておきましょう。あなたがプロアクティブに行動することに文句を言う人はいないでしょう。
  5. 誤りに備える。ある時、あなたの意見を聞かずに業務担当者がSaaSソリューションを購入し、それを管理する羽目になるかもしれません。そんな時は、まず深呼吸をして、あなたがその問題の解決を支援すること伝えましょう。同アプリケーションの運用を即座に中止したり、契約終了までは、なんとか使える状態で適応させることになるかもしれません。いずれにしても、選択肢を提案しましょう。そうすることで、部門の信頼を勝ち取りましょう。ITチームと関わることを避けているかもしれない業務担当者は、毎回要求を断られるために、IT部門を避けるようになっていたかもしれませんが、こうすることでIT部門との関係作りを啓蒙することができます。そうなれば、「いいですよ」と喜んで協力してくれる組織になります。

クラウドコンピューティングは、業務とITの両方に根ざすもので、両者に等しく重要な目的と必要条件を備えているということを忘れないでください。クラウド戦略を立案し立ち上げるためには、より協力的なアプローチを取ることで、IT部門は業務をより深く理解することができます。またその逆も同様です。それが将来の手間やコストの増加といった失敗を予防するのです。さらに、クラウドベンダー評価チェックリストを、SaaSベンダーの評価方法を理解するのにお役立て下さい。

Julie Lockner & Roger Nolan

2013年7月19日

アプリケーションリーダー向け

業務担当者が賢明な意思決定ができるようになるために、重要なSaaSの担当者が誰であり、重要な製品は何なのかを、IT部門は知る必要があります。