ビジネスアナリストが十分に活用されていないとしたら、それはもしかしたらあなたの責任かもしれません。最も効率的なアナリストは、いくつものビジネス部門を横断して仕事をしています。情報の潜在能力を引き出すためには、高額な費用を請求するようなデータ・サイエンティストに依頼する前に、貴社のビジネスアナリストをもっと有効に活用しましょう。
優れた組織では、ビジネスアナリストは業務部門の専門家とIT部門との間の連絡調整役として機能していて、分析、ビジネスプロセスの改善、マスターデータ管理、データ管理責任およびデータガバナンスを推進します。そうでない場合、ビジネスアナリストは組織の片隅で、ビジネスを改善する最も重要なドライバーは何かを考えているのです。
アナリストの中核的な責任とスキルセットとは何か?
TDWIによると、ビジネスアナリストは、平均3.7種類以上の役割を果たしています。1. 多くの場合、本来戦略的な役割です。役割の範囲も重要ですが、それだけでは十分ではありません。優秀なビジネスアナリストは、自身の組織のビジネスプロセスと組織の戦略全体に関するインサイトに豊富な知識を持っていることが極めて重要だと述べています。
インフォマティカは、ビジネスアナリストのスキルと戦略的な役割を高めることで、貴社の投資収益率を改善できると考えています。
次の重要な点について自問自答してみてください。
- ビジネスアナリストは、情報管理戦略において頼りになりますか?
- ビジネスアナリストは、重要な戦略計画の会議に参加していますか?
- こうした戦略において、ビジネスアナリストはどのような役割を果たしていますか?
- ビジネスアナリストがビジネス戦略の重要なドライバーとして潜在能力を発揮できるように、多分野にわたるトレーニング、認定資格の取得、インセンティブなどに投資していますか?
- ビジネスアナリストが異なる部門で経験を積めるようなローテーションプログラムを実施していますか?
上記の質問に1つでも「いいえ」と答えた場合、重要なチャンスを見逃している可能性があります。
重要なのは経験と組織設計
優秀なビジネスアナリストは、業務部門から生まれます。ビジネスアナリストは、組織の中でビジネスに関して卓越したインサイトを持ち、データやプロセス最適化について鋭い感覚を示す人々です。また、ベストプラクティスを追求し、業務部門全体にそれらを浸透させるように努めます。
残念ながら、多くのビジネスアナリストは、営業や各業務部門など1つの機能分野にしか重点を置いていません。また、一般的に、直接業務にかかわったことのない人々であり、しかも複数の責任を担っています。たとえば、レポート、要件の定義や管理、ビジネスプロセスの改善、エンタープライズアプリケーションの導入、移行やアップグレード、データウェアハウジング、ビジネスインテリジェンスプロジェクトなどです。
さらに、ビジネスアナリストの多くはIT部門に所属しています。多くのビジネスアナリストがIT部門で働いているのに、彼らの技術的知識よりも業務知識をより高く評価すべきであるという点に矛盾があります。
では、何ができるでしょうか?
- ビジネスアナリストの業務知識と技術的知識の評価。最適なスキルセットのバランスを得るために、ローテーションおよび学習プログラムの策定。
- メンターフォーラムやソーシャルコラボレーションが可能なコミュニティーの確立。これらは、ベストプラクティスの共有を目的として業務に強いアナリストとITを専門とするアナリストを組み合わせる効果的な方法です。
- 有望な新人ビジネスアナリストまたはITアナリストの役職ローテーションの検討。これにより、役職の価値を示すとともに、機能的に仕事をするための実践的な知識を身につけさせます。
- 組織モデルへの挑戦。ビジネスアナリストの機能を業務部門に移管することで、戦略会議に参加させることを検討します。
ビジネスアナリストは、業務部門の縁の下の力持ちで、業務と技術の両方に関して優れた手腕を併せ持つことが要求されます。バランスの取れたビジネスアナリストを育成すべく、経験と指導を与えるための対策を今すぐ行うべきでしょう。
資料
- 1TDWI 2013 Salary, Roles, and Responsibilities Report』(The Data Warehousing Institute、 2013年3月