Big Dataへの第一歩を踏み出す

Tony Young

Big Dataを活用して貴社の将来を方向づけましょう。あなたが今やらなければ、後継者がやることになるでしょう。

最高情報責任者(CIO)は、緊急事態への対処を業務の最重要改題と取り違えてしまいがちです。IT部門の担当者がEメールサーバーの稼働やEコマーストランザクションの正常な処理を確保することは当然のこととして、最高経営責任者(CEO)は、CIOに技術的な緊急事態への対処以上のものを求めています。

InformaticaのCIO、Tony Youngは、「あなたの役職は最高情報責任者であり、チーフアプリケーションマネージャーではありません」と警告し、次のように付言しています。「なぜなら、社員全員が情報を求めているからです。データの世界では、業務部門はこれを理解しているものの、IT部門は自分の問題として理解しているとは思えません」。

IT部門には、業務部門が市場で成功するために必要な情報を提供するという特有な能力があります。Big Dataのイニシアチブは、データ量、複雑性、多様性および速度の急激な増大のために、手強い課題だと思えるかもしれません。とりわけ、組織が「従来」のデータをまだしっかり把握できていない場合には、これが当てはまります。しかし、Big Dataを導入するために必要なのは、完璧な情報インフラストラクチャーではなく、CIOの戦略的思考です。

CIOは、CEOのイノベーションパートナーとして、業務部門に本当に重要なものを提供しなくてはなりません。Big Data戦略を導入することで、情報活用により競争優位性を獲得し、競合他社から貴社を差別化することができます。

Youngは、次のように語っています。「Big Dataの挑戦は、有名なたとえ話にもあるように、動いている車のタイヤを交換するようなものだと思います。貴社は、データガバナンスプログラムを持っていないかもしれませんし、データ品質について考えたことがないかもしれません。しかし、組織としての問題やプロセス成熟度の問題を解決することは、管理者の課題です。いつものように、明確な問題意識を持ち、小規模から始めましょう。ここで重要なのは、まず「始める」ということなのです」。

IT管理者兼ビジネスパートナーになる

Big Dataは、技術的な問題ではなく、業務上の問題を解決します。自らBig Dataイニシアチブに取り組むのではなく、Big Dataが貴社のために解決できる唯一の問題とは何かを教えてくれる業務部門のパートナーを獲得しましょう。この辺りから始めると取り組みやすくなり、CEOの注目を集めることもできるでしょう。

しかし、会社の同僚、またはCEOでさえも、事業運営の改善と利益の向上にデータがどのように役立つのかを理解していないかもしれません。Big Dataについて貴社の人々を啓発し、Big Data戦略の先導役を果たすことは、CIOの仕事です。

次世代のCIOに最も求められるスキルは、売り込む力です。Youngは、次のように述べています。「確実にビジネスに影響を与えるアイデアを売り込みましょう。あなたがCIOなら、CEOにBig Dataを売り込み、予算を獲得できるチャンスがあるのです」。

優れた手腕を持つCIOなら、CEOにBig Dataイニシアチブを売り込むでしょう。なぜなら、Big Dataイニシアチブは、企業革新の促進、生産性の向上、企業の目標を満たす俊敏性をもたらすからです。「もしあなたがやらなければ、あなたの後任者がやるでしょう」と、Youngは述べています。

Big Dataイニシアチブを推進するCIOの役割に関するTony Youngの見解について詳しくは、Tony Youngのブログ記事「Leverage Big Data or Go Out of Business(Big Dataを活用するか、それとも廃業するか)」および「Big Data in India(インドにおけるBig Data)」をご覧ください。

Tony Young

2013年7月19日

IT管理者向け

組織としての問題やプロセス成熟度の問題を解決することは、管理者の課題です。いつものように、明確な問題意識を持ち、小規模から始めましょう。ここで重要なのは、まず「始める」ということなのです。-- Informatica CIO、Tony Young