インフォマティカ、Oracleとクラウド分野で戦略的グローバル・パートナーシップを発表

Oracle Cloud Infrastructure上のデータウェアハウス/レイクハウス・ソリューションにおける エンタープライズ向けクラウドデータ統合、およびデータガバナンスの「Preferred Partner」にインフォマティカを選定

2022年5月26日

エンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカ(本社:米国カリフォルニア州レッドウッドシティ、NYSE:INFA、以下インフォマティカ)は本日、Oracleとの戦略的パートナーシップを発表しました。これにより、インフォマティカの業界をリードするデータ統合およびデータガバナンス・ソリューションをOracle Cloud Infrastructure(OCI)上で利用できるようになります。またOracleは、インフォマティカをOCI上のデータウェアハウス/レイクハウス・ソリューションにおけるエンタープライズ向けクラウドデータ統合およびデータガバナンス分野の「Preferred Partner」に選定し、インフォマティカが提供する「Intelligent Data Management Cloud(IDMC)」を、Oracle Autonomous Database、Oracle Exadata Database Service、Oracle Exadata Cloud@Customer、Oracle Object Storageと統合します。本ソリューションを、Oracle Cloud Marketplaceで提供予定です。

Oracleとインフォマティカの戦略的グローバル・パートナーシップにより、データベース、データウェアハウス、データレイク、データレイクハウス、エンタープライズアナリティクス、データサイエンスの分野を対象に、業界をリードするクラウドデータ管理、データ統合、データガバナンスのソリューションを提供します。また本パートナーシップにより、両社を利用する数千以上の顧客は、オンプレミスのワークロードをOCIに移行させることでデータ基盤をモダナイズでき、信頼できるデータから大量にインサイトを得られるだけでなく、既存のスキルと投資などのリソースを活用できます。

Oracleのデータベース・サーバー技術担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるAndy Mendelsohn氏は、次のように述べています。「Oracle Autonomous Databaseはあらゆる業務や分析において先進的なデータベース基盤であり、インフォマティカは エンタープライズデータ統合とガバナンスのリーダーの地位を築いています。Oracleとインフォマティカは相互補完的にソリューションを提供することで、データがどこに格納されていようと、OCI上で最新のアナリティクス機能を利用できるように企業のモダナイゼーションを支援します。今回の戦略的グローバル・パートナーシップを通じて、両社のお客様は迅速かつコスト効果の高い方法でOCIを利用できることが、魅力的な価値として体感いただけるでしょう。さらに、一度OCIへ移行すれば、お客様はより精度の高い分析とデータサイエンスによって迅速にイノベーションを起こすことができます。」

インフォマティカの最高製品責任者であるジテッシュ・ガイ(Jitesh Ghai)は、次のように述べています。「OCI上のデータウェアハウス/レイクハウス・ソリューションにおけるエンタープライズ向けクラウドデータ統合およびデータガバナンス分野の『Preferred Partner』に選定されたことは光栄です。また、インフォマティカのAI搭載のクラウドネイティブな『IDMC』のパワーをOCI上で提供できることで、両社のソフトウェアとサービスの組み合わせから技術面でもビジネス面でもお客様がメリットを得られることを非常に嬉しく思います。」

インフォマティカのIDMCは、主要なクラウドサービスプロバイダーをサポートするクラウドネイティブなデータ管理プラットフォームとなっており、顧客企業は、ハイブリッドもしくはマルチクラウド環境であっても自社データを柔軟にコントロールすることができます。新たなパートナーシップが顧客企業にもたらすメリットは以下の通りです。

  • OCI移行の簡素化:今回の新たなパートナーシップは、大きな成功を収めているインフォマティカの「Cloud Data Warehouse Modernization」プログラムが基礎となっており、自社内のみで移行を行う場合と比べ、オンプレミスのアプリケーションやデータウェアハウスのクラウドへの移行を簡素化します。さらに、インフォマティカの自動化対応の「Migration Factory」と、同社の保守サービスとプロフェッショナルサービスによるインセンティブに加え、Oracleによる無償のデータベース移行ツール、ライセンスの移植性を提供するBYOL (Bring Your Own Licenses to Cloud)、「Oracle Support Rewards」プログラム、そしてOracle Cloud Lift Servicesのクラウド移行の専門家によるサポートを提供します。また、さらなるインセンティブとして、インフォマティカのお客様は、アクセンチュアやその他のグローバルシステムインテグレータとの提携によるプロフェッショナルサービスを受けることができます。
  • OCI上のIDMCによるデータガバナンス機能の強化:IDMCは、OCIのお客様に数百以上に渡るデータソースへのアクセスのほか、マルチクラウドおよびハイブリッドデータ管理機能を提供することで、クラウドもしくはオンプレミスのデータアーキテクチャであるかどうかを問わず、お客様がすべてのデータ環境で高度なガバナンスを保ちつつ、共通のデータ管理プラットフォームを構築することができるようになります。 またIDMCは、インフォマティカのAIエンジン「CLAIRE」によるインテリジェントで自動化されたデータクレンジングとデータ品質の管理に加えて、アプリケーションの統合、大量データの取り込み、ETL/ELTなど包括的なデータ管理サービスも提供しています。

顧客企業とアナリストのコメント

ブラジルの放送事業者であるSKY BrasilのITオペレーションおよびインフラストラクチャ担当ディレクターのAndre Nazare氏は次のように述べています。「SKY Brasilは、当社のビジネスをモダナイズするためにOracle Cloud Infrastructure(OCI)を採用してきましたが、データ管理のリーダーであるインフォマティカとOracleのパートナーシップにより、ブラジルのデータ保護法が定めるデータセキュリティ基準を上回る形で、OCIで当社のすべてのデータの分析を深化しつつ加速させることができるようになりました。インフォマティカの IDMC とデータガバナンス機能を Oracle Data ManagementおよびAnalytics サービスと組み合わせることで、業務効率を大幅に促進することができます。当社は、ビジネスアプリケーションを継続的に強化し、顧客にパーソナライズされた体験を提供するため、今後もさらにインフォマティカとOracleのクラウドサービスを採用する予定です。」

IDCのデータ統合/インテリジェンス・ソフトウェア・サービス担当リサーチ・ディレクターであるStewart Bond氏は、次のように述べています。「Oracleとインフォマティカが組むことは自然な流れであり、今回のパートナーシップは顧客にとって大きな価値を生み出しており、クラウドへの移行だけでなく、既存のオンプレミスへの投資の維持に必要な多くのインセンティブを提供されることになります。」

本ソリューションの詳細情報はこちらからご確認ください。www.informatica.com/oracle

インフォマティカについて

インフォマティカ(NYSE:INFA)は、エンタープライズクラウドデータ管理をリードする企業であり、データが持つ変革力を企業が活用するための支援をしています。AIを搭載した新しいカテゴリーのソフトウェア「Informatica Intelligent Data Management Cloud (IDMC)」は、クラウドファーストかつクラウドネイティブなエンドツーエンドのデータ管理プラットフォームです。IDMCは、マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、様々な環境に存在するデータを連携・管理・統合することで、エンタープライズ企業のデータ戦略をモダナイズし、進化させます。Fortune100のうちの85社を含む、100カ国以上の5,000を超える企業がインフォマティカ製品を活用し、データ主導型のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。

インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社(代表:03-6403-7600)までお問い合わせいただくか、Webサイトhttp://www.informatica.com/jp/ をご覧ください。

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