インフォマティカ、生成AI開発を簡素化および加速するブループリントを主要テクノロジー・プラットフォームで提供開始
企業向け生成AIアプリケーション用の生成AI ブループリントが、AWS、Databricks、Google Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloud、Snowflakeエコシステムで利用可能に
2024年10月29日
AIを活用したエンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカ(本社:米国カリフォルニア州レッドウッドシティ、NYSE:INFA、以下インフォマティカ)は本日、業界をリードする6つのテクノロジー・プラットフォーム上で、企業向け生成AIアプリケーションの迅速かつ容易な構築を可能にする生成AIブループリントを提供開始したことを発表しました。
AWS、Databricks、Google Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloud、Snowflakeのブループリントには、標準のリファレンス・アーキテクチャ、事前構築済みのエコシステム特有「レシピ」、サービスとしての生成AIモデル(Gen AI Model-as-a-Service)、ベクトルデータベース・コネクタが含まれており、生成AIの開発を簡素化し、導入を加速します。
これらの包括的で使いやすいブループリントは、組織がAI-Readyデータを活用し、生成AIアプリケーションから迅速にビジネス価値を創出できるよう設計されています。ブループリントには、インフォマティカのIntelligent Data Management Cloud™(IDMC)プラットフォームおよび主要なクラウドデータ・プラットフォームで使用可能なアーキテクチャ・ガイドラインと事前定義された構成が含まれています。デロイト トーマツやキャップジェミニといったプロフェッショナルサービス企業は、インフォマティカのブループリントを基盤として生成AIプラットフォームを構築し、業界に特化した機能や付加価値サービス、および知的財産(IP)を提供しています。これらのブループリントは、データ発見、データ・エンジニアリング、マスターデータ管理(MDM)、アクセス制御、ポリシー適用といった、生成AIに関する取り組みに共通する様々なデータやメタデータに基づく要件に対応しています。
ブループリントの主な機能は次のとおりです。
- Data Qualityとマスターデータ管理(MDM)を活用し、顧客、製品、サプライヤーなどの主要ステークホルダーに関する高品質な企業データをもとに、生成AIアプリケーションを強化
- ビジネス用語集のメタデータとデータガバナンスを使用し、特定の業界や企業に最適化された生成AIアプリケーションを実現
- ノーコード・アプローチにより、スケーラブルで強固なプロジェクトの枠組みを実現し、生成AIアプリケーションを提供・管理
- データが生成AIのプロンプトに含まれ、適切かつ安全に応答することを保証するためのポリシーとセキュリティを施行し、責任あるAIをサポート
- AWS、Microsoft Azure、Google Cloud、Oracle Cloudに対応する、事前構築されたノーコードのエコシステム固有iPaaSレシピおよびコネクタを使用し、IDMCプラットフォームの高速iPaaS統合とオーケストレーション機能で生成AIアプリ開発を加速
- 高スループット/低レイテンシなサーバーレス・ランタイムで拡張し、AIエージェントやRAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)チェーンエグゼキューター(RAGシステム全体のワークフローを管理し、各コンポーネント間の連携を円滑に行うもの)を統合。また、最新のデザインを取り入れたインターフェースで作業効率を向上
デロイトコンサルティングLLPのプリンシパル 兼 応用AIリーダーであるJim Rowan氏は、次のように述べています。「インフォマティカと戦略的アライアンスを形成している我々は、業界特化型の生成AI機能と付加価値サービスを提供するブループリントの可能性に期待しています。ビジネスリーダーは、データ管理の強固な基盤を必要とするグラウンディングからコンテキスト化まで、厳しい企業要件を満たす生成AIの実装方法を模索しています。インフォマティカの生成AIブループリントは、業界や顧客にとって大きな発展であり、企業要件を満たした責任ある生成AIを大規模に実装するための開発プロセスをより一層向上させるものです。」
インフォマティカの戦略的エコシステム担当グループバイスプレジデントであるRik Tamm-Danielsは、次のように述べています。 「生成AIの開発には、大規模言語モデル、ベクトルデータ管理、プロンプト処理など、多くの要素が必要です。インフォマティカのブループリントは、企業のユースケースに対し、生成AIの可能性を引き出す具体的な道筋を提供します。また、インフォマティカはユーザーが行う統合作業を最小化することで、企業が生成AIアプリケーションを大規模に展開するためのプロセスを簡素化および効率化し続けています。そして何よりも、適切で、責任ある、堅実なAI-Readyデータを使用し、これらを実現しています。」
ブループリントは、インフォマティカのArchitecture Centerにて無料で入手できます。AWS、Google Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloud向けのレシピは現在利用可能であり、SnowflakeとDatabricks向けのレシピは2025年に公開予定です。
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インフォマティカについて
インフォマティカ(NYSE:INFA)は、AIを活用したエンタープライズ向けクラウドデータ管理をリードする企業であり、企業の最も重要な資産に潜在する変革力を引き出し、データとAIを甦らせます。インフォマティカが開発した新しいカテゴリーのソフトウェア「Informatica Intelligent Data Management Cloud™ (IDMC)」は、CLAIRE® AIを搭載したエンドツーエンドのデータ管理プラットフォームであり、マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、様々な環境に存在するデータを連携・管理・統合することで、データの民主化を通じてビジネス戦略をモダナイズし、進化させます。Fortune100のうちの80社以上を含む、約100カ国のお客様がインフォマティカを活用し、データ駆動型のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。 「Informatica. Where data and AI come to life. 」
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インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社(代表:03-6403-7600)までお問い合わせいただくか、Webサイトhttp://www.informatica.com/jp/をご覧ください。
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本リリースは米国インフォマティカ本社が2024年10月24日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
本プレスリリースに記載されている全ての情報は2024年10月29日時点のものに基づいており、インフォマティカは新しい情報や今後発生する出来事に基づいて本プレスリリースに記載した将来の見通しに関する記述を更新したり改訂したりする意図はなく、またその責任を有しません。さらに、説明されている製品または機能の開発、リリース、時期は、インフォマティカが独自に決定するもので、購入の判断基準にはなりません。また、将来、特定の製品や機能を提供することの表明や保証、約束をするものではありません。インフォマティカの登録商標の一覧は、 https://www.informatica.com/jp/trademarks.htmlをご参照ください。