インフォマティカ、AWSを基盤とした分析および生成AIソリューションに関する包括的なイノベーション計画を発表
インフォマティカがAWS re:InventでAmazon SageMaker Lakehouseのローンチパートナーとして紹介され、Amazon Bedrockを活用した生成AIの取り組みを加速する「Gen AI Enterprise Recipes」、そしてAWS PrivateLinkのリソースエンドポイントを用いた高度なデータ統合を発表
2024年12月5日
AIを活用したエンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカ(本社:米国カリフォルニア州レッドウッドシティ、NYSE:INFA、以下インフォマティカ)は本日、AWSを基盤とした生成AI、OpenTable、および分析機能に関する包括的なイノベーション計画を発表しました。これらの新機能により、顧客企業は新世代の生成AIおよび分析アプリケーションの構築・展開が可能になります。この発表は、AWSの年次カンファレンスであるAWS re:Inventにて行われました。
新機能には、企業向け生成AIアプリケーションのブループリントや、Amazon Bedrock向けの自動化レシピが含まれています。Amazon Bedrockは、主要なAI企業の高性能基盤モデル(FM)にアクセスし、利用するための単一のAPIを提供するフルマネージドサービスです。また、インフォマティカはAmazon SageMaker Lakehouseのローンチパートナーとして選ばれました。顧客企業がインフォマティカの高度なサーバーレスデータ統合処理を活用できるよう、インフォマティカはAWS PrivateLinkのリソースエンドポイントをサポートしています。
Amazon Bedrock向けAIデータ管理機能
インフォマティカが提供するデータ管理機能は、Amazon Bedrockにおける生成AIアプリケーションの開発と展開をサポートします。これには、アーキテクチャブループリントと自動化レシピが含まれており、顧客が生成AIアプリケーションを展開し、立ち上げるための支援をします。レシピには以下が含まれます:
- Amazon Bedrockのナレッジベースへの接続
- 企業全体での再利用のための接続性と編成の標準化
- ノーコード開発と展開を通じた、RAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)のサポート
- データ品質とマスターデータ管理(MDM)を通じて、生成AIアプリケーションの信頼性と充実性を確保
- ビジネス用語集のメタデータやデータガバナンスを活用し、生成AIアプリケーションを企業や業界向けに最適化
これらのブループリントとレシピは、Amazon BedrockにおけるRAGのユースケースのためのデータパイプラインとデータオーケストレーションの作成・実行を簡素化します。これにより、企業により内部管理されたプライベートデータとLLM(大規模言語モデル)を安全かつ責任ある形で組み合わせたAIアプリケーションを作成するための新しい、より優れた方法を提供します。
Amazon SageMaker Lakehouseのローンチパートナー
インフォマティカは、データとAIの統合プラットフォームである次世代型Amazon SageMakerを搭載した、オープンで安全なデータレイクハウスであるAmazon SageMaker Lakehouseのローンチパートナーです。Amazon SageMaker Lakehouseは、データレイク、データウェアハウス、オペレーショナルデータベース、エンタープライズアプリケーションなどにある様々なデータを一元化します。Amazon SageMakerの新しいレイクハウス機能は、オープンでありApache Iceberg APIと相互運用可能です。これにより、データ利用者は、Amazon EMRやサードパーティの分析および機械学習エンジンなど、対応するApache Icebergツールやエンジンを選択して、Amazon SageMaker Unified Studio内からデータに簡単にアクセスできるようになります。AWSがAmazon SageMakerでデータ、分析、AI機能を統合する中、インフォマティカのIntelligent Data Management Cloud™(IDMC)は、データの接続、管理、クリーニング、マスター化、統合を行い、顧客のモダナイゼーションとビジネス目標達成を支援します。
インフォマティカのApache Icebergサポートは、Amazon Simple Storage Service(S3)を含む、他のAWSサービスにも拡張されています。この新機能により、ユーザーはノーコードデータパイプラインを使用して、Amazon S3内のApache Icebergテーブルにデータを書き込むことができます。Amazon SageMaker Lakehouseのサポートは2025年までに提供開始予定です。
AWS PrivateLinkのリソースエンドポイントとの統合
インフォマティカのAWS PrivateLinkリソースエンドポイントとの新たな統合により、安全なネットワークが実現され、サーバーレス処理が強化されます。これにより、顧客はサーバーの手動プロビジョニング、オンボーディング、設定に時間とリソースを費やす必要がなくなります。サーバーレスインフラストラクチャは、技術チームがより多くのリソースを生成AIアプリケーションの開発や分析などビジネスを差別化する取り組みに集中できるようにします。AWS PrivateLinkリソースエンドポイントのサポートは2025年4月より提供予定です。
インフォマティカのシニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるPratik Parekhは、次のように述べています。「AWS上に構築された当社のイノベーションがもたらす顧客への可能性に、大きな期待を寄せています。特にAmazon SageMaker Lakehouseとの統合およびOpen Tableのサポートは、顧客の次世代データアーキテクチャの構築を支援し、データウェアハウス、データ分析、AIにわたるIDMCプラットフォームの機能のリーチと幅を強化します。また、AWS PrivateLinkの統合により、顧客は現在のワークフローを維持しながら、サーバーレスデプロイメントアーキテクチャを活用できます。これらの新機能は、データをAIに適した状態にすることで、顧客が生成AIアプリケーションの開発と新たな分析ユースケースを加速させることを可能にします。」
Citizensのリスク、ファイナンス、コンプライアンス部門CIO兼エンタープライズデータプラットフォームエンジニアリング部門の責任者であるAnand Vijai MR氏は、次のように述べています。「セキュリティ、ガバナンス、データ品質に関する高い基準を維持しながら生成AIの取り組みを進展させるインフォマティカとAWSの共同イノベーションに非常に期待を寄せています。今後数カ月、数年にわたり、これらの機能を利用することを楽しみにしています。」
AWSのリレーショナルデータベース担当バイスプレジデントであるGanapathy(G2)Krishnamoorthy氏は、次のように述べています。「顧客がデータと生成AIアプリケーションの可能性を最大限に引き出せるよう支援することを私たちは使命としています。新製品のローンチパートナーの一社として、インフォマティカを迎えることができ、非常に嬉しく思います。インフォマティカの包括的な最新のデータ管理機能は、Amazon SageMaker Lakehouseに大きな価値をもたらすでしょう。」
インフォマティカは、2024年12月2日から6日までネバダ州ラスベガスで開催される、AWS re:Inventにおいて、ブース番号1432にて来場者の皆様をお迎えします。ミーティングの予約については、インフォマティカのAWS re:Invent リソースページをご覧ください。詳細情報については、こちらをご覧ください。
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インフォマティカについて
インフォマティカ(NYSE:INFA)は、AIを活用したエンタープライズ向けクラウドデータ管理をリードする企業であり、企業の最も重要な資産に潜在する変革力を引き出し、データとAIを甦らせます。インフォマティカが開発した新しいカテゴリーのソフトウェア「Informatica Intelligent Data Management Cloud™ (IDMC)」は、CLAIRE® AIを搭載したエンドツーエンドのデータ管理プラットフォームであり、マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、様々な環境に存在するデータを連携・管理・統合することで、データの民主化を通じてビジネス戦略をモダナイズし、進化させます。Fortune100のうちの80社以上を含む、約100カ国のお客様がインフォマティカを活用し、データ駆動型のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
「Informatica. Where data and AI come to life. 」
インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社(代表:03-6403-7600)までお問い合わせいただくか、Webサイトhttps://www.informatica.com/jp/をご覧ください。
インフォマティカ公式ソーシャルメディア:X(旧Twitter),Facebook,ブログ
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本リリースは米国インフォマティカ本社が2024年12月4日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
本プレスリリースに記載されている全ての情報は2024年12月5日時点のものに基づいており、インフォマティカは新しい情報や今後発生する出来事に基づいて本プレスリリースに記載した将来の見通しに関する記述を更新したり改訂したりする意図はなく、またその責任を有しません。さらに、説明されている製品または機能の開発、リリース、時期は、インフォマティカが独自に決定するもので、購入の判断基準にはなりません。また、将来、特定の製品や機能を提供することの表明や保証、約束をするものではありません。インフォマティカの登録商標の一覧は、https://www.informatica.com/jp/trademarks.htmlをご参照ください。