インフォマティカ、Amazon Bedrockで構築したAIエージェントの新レシピを発表、 AWS 生成AI コンピテンシーを取得
Amazon Redshift用のSQL ELTとAmazon SageMaker Lakehouse用の 新しいコネクタなどの製品機能が追加される
2025年5月20日
AIを活用したエンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカ(NYSE:INFA)は、Amazon Bedrockで構築されたAIエージェントを開発するための新しいレシピを発表しました。このサービスにより、お客さまは信頼性の高いデータとコード不要のシンプルさで、インテリジェントなAIエージェントのワークフローを構築、接続、管理、オーケストレーションできるようになります。インフォマティカはまた、AWS生成AIコンピテンシーの取得と、Amazon RedshiftやAmazon SageMaker Lakehouseを含むAWSサービスのアナリティクスポートフォリオ全体のイノベーションも発表しました。
Gilead Sciencesのデータ&アナリティクス・研究開発・PDM・技術運用部門責任者であるサチン・ソンタッケ(Sachin Sontakke)氏は、次のように述べています。「複雑なデータエコシステムを管理するグローバルなバイオ製薬企業として、当社は、信頼性および品質の高いマスターデータをエンタープライズデータ基盤に活用するため、インフォマティカを導入しました。インフォマティカとAWSの生成AIサービスの統合により、AIに対応したデータを全社に提供する能力が大幅に向上します」
Amazon Bedrockで構築されたAIエージェントのレシピが一般提供開始
インフォマティカは、Amazon Bedrockで構築されたAIエージェントのための2つの新しいレシピを発表し、 Supply Chain ManagementとSimple REACT Agent AIの一般提供を開始しました。これらのエージェントレシピを使用すると、お客さまは、マスターデータマネジメント(MDM)、データガバナンス、カタログといったインフォマティカのサービスや、AWS、Oracle、Salesforceなどのサービス全体で自然言語クエリを処理できます。インフォマティカのエージェントフレームワークは、データ管理のビルディングブロックを提供し、Amazon Bedrockを活用して、プロンプトに基づいてワークフローを計画、オーケストレーション、実行し、要約されたレスポンスを提供します。
Amazon Bedrockは、エンタープライズグレードのセキュリティ機能とModel Context Protocol(MCP)のサポートを備え、単一のAPIを通じて、AIをリードする企業のフルマネージドな基盤モデルの幅広い選択肢を提供します。オープンスタンダードにより、お客さまはインフォマティカのデータ管理のレシピやビルディングブロックを使用して、複雑なワークフローや企業システム全体のオーケストレーションに不可欠なデータガバナンス要件に準拠しながら、複数の基盤モデルの呼び出しにわたってコンテキストを維持するエージェントを構築することができます。
Amazon SageMaker Lakehouse向けCDIコネクタ(プライベートプレビュー)
インフォマティカは、Amazon SageMaker Lakehouse向けCloud Data Integration(CDI)コネクタのプライベートプレビューを発表しました。これは、データレイクとデータウェアハウスの機能を組み合わせたフルマネージドサービスで、構造化データと非構造化データを単一の統合環境で用いて保存、分析、機械学習(ML)モデルの構築を可能にします。インフォマティカは、Amazon SageMaker Lakehouseのローンチパートナーとして認められています。このコネクタにより、お客さまは50,000以上のメタデータを認識した接続で300以上のエンタープライズソースからデータを取り込み、Apache Icebergオープンテーブル形式をサポートするノーコードまたはローコードパイプラインを構築することができます。このエンタープライズグレードの接続性により、お客さまはAWSのストレージやクエリエンジンに関係なく、データウェアハウスやデータレイク全体でデータを分析および処理できるようになります。
Amazon Redshift用SQL ELT
Amazon Redshift向けのインフォマティカのネイティブなELTエクスペリエンスと、すぐに使用できるネイティブなAmazon Redshift SQL関数のサポートにより、お客さまはAmazon Redshiftのネイティブなコンピュートパワーを使用して、ノーコードで大量のデータパイプラインを実行し、データ処理を簡素化し、レイテンシーとデータエグレスコストを削減することができます。また、インフォマティカのIntelligent Data Management Cloud™ プラットフォームから直接、独自のAmazon Redshift SQL関数をシームレスに使用できるようになりました。
AWS生成AI コンピテンシーを取得
インフォマティカは、AWS生成AI コンピテンシーを取得したことを発表しました。これは、インフォマティカを、技術的な専門知識と顧客成功の実績を持つAWSパートナーとして差別化するものです。AWS 生成AI コンピテンシーの取得により、AWSの生成AIテクノロジーを活用したインフォマティカによるお客さまの課題への対応、デジタルトランスフォーメーション戦略の実現、ビジネス成果の提供における成功プロジェクトの経験と専門知識を有していることが実証されました。
Amazon Web Servicesのデータ・人工知能Go-to-Market担当バイスプレジデントであるラーフル・パタク(Rahul Pathak)氏は、次のように述べています。「インフォマティカのAI搭載クラウドプラットフォームは、Amazon Bedrockと統合することで、企業がエンタープライズデータを管理し、そこから価値を引き出す方法を変革する、洗練されたAIエージェントを構築します。今回のインフォマティカとの協業は、AWSのセキュアで拡張性の高い基盤モデルが、いかにパートナーのイノベーションを加速させ、お客さまが複雑なデータワークフローを簡素化し、自然言語クエリをデータエコシステム全体で実用的なビジネスインサイトに変えることができるかを示すものです」
インフォマティカのCPO(最高製品責任者)兼 エグゼクティブバイスプレデジントであるクリシュ・ヴィタルデヴァラ(Krish Vitaldevara)は、次のように述べています。「AWSとの深い協力関係は、エンタープライズAIにおける大きなイノベーションの実現に貢献しています。Amazon Bedrockの豊富な基盤モデルや堅牢なエンタープライズツールと統合することで、お客さまは、何百ものエンタープライズデータソースにまたがるワークフローをインテリジェントにオーケストレーションする洗練されたAIエージェントを構築できるようになります。さらに、AWS生成AIコンピテンシーの取得は、AWSとの戦略的協業における重要なマイルストーンです」
これらの発表は、生成AIが主役となった、ラスベガスで開催された年次イベントであるInformatica World 2025にて行われました。インフォマティカの生成AIやその他のAWS向け製品の詳細については、こちらをご覧ください。
インフォマティカについて
AIを活用したエンタープライズ向けクラウドデータ管理をリードするインフォマティカ(NYSE:INFA)は、企業がデータとAIの価値を最大限に引き出せるよう支援します。データが複雑化しデータ量が増大する中、インフォマティカの Intelligent Data Management Cloud™ は唯一、クラウド、ハイブリッド、マルチクラウドのあらゆる環境でデータを接続、管理、統合するための業界をリードする統合ソリューションスイートを備えた、完全なエンドツーエンドのプラットフォームを提供します。CLAIRE® AIを搭載したインフォマティカのプラットフォームは、主要なクラウドプロバイダー、データウェアハウス、アナリティクスツールとネイティブに統合できます。これにより組織は選択の自由度を高め、ベンダーロックインを回避し、管理されたデータへのアクセス、運用の簡素化、確実な拡張を実現することで、ROIを向上させることができます。
Fortune 100のうちの80社以上を含む、約100カ国の5,000を超えるお客さまがインフォマティカを活用し、特定のプラットフォームに依存しない、クラウドデータ駆動型のトランスフォーメーションを推進しています。
「Informatica. Where data and AI come to life.TM」
インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社(代表:03-6403-7600)までお問い合わせいただくか、Webサイトhttps://www.informatica.com/jp/ をご覧ください。
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本リリースは米国インフォマティカ本社が2025年5月14日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
本プレスリリースに記載されている全ての情報は2025年5月20日時点のものに基づいており、インフォマティカは新しい情報や今後発生する出来事に基づいて本プレスリリースに記載した将来の見通しに関する記述を更新したり改訂したりする意図はなく、またその責任を有しません。さらに、説明されている製品または機能の開発、リリース、時期は、インフォマティカが独自に決定するもので、購入の判断基準にはなりません。また、将来、特定の製品や機能を提供することの表明や保証、約束をするものではありません。インフォマティカの登録商標の一覧は、
https://www.informatica.com/jp/trademarks.htmlをご参照ください。