インフォマティカ、最新のグローバル調査レポート
「CDOインサイト2026」を発表
データガバナンスとAIリテラシーが AI導入の重要な促進要因であることが明らかに
日本市場では、規制対応とガードレールの欠如がAI導入における大きな課題に
2026年1月28日
Salesforce傘下で、AIを活用したエンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカは、グローバル調査の結果をまとめた最新のレポート「CDOインサイト2026:600人のデータ担当責任者への調査から得たデータガバナンスとデータの信頼性に関するパラドックス、AIリテラシーの課題」を発表しました。本調査では、従業員のAIへの信頼は高い一方で、データ準備状況やAIリテラシーに大きな課題があるため、従業員がAI用データを盲目的に信頼している場合があることが明らかになりました。特に日本のデータ担当責任者は、規制対応やガードレール(安全対策)の欠如がこのような課題を一層複雑化させ、こうしたギャップが、企業のリスクを高めるだけでなく、AI投資のROI(投資対効果)を停滞させる原因となっていると考えています。
日本を含むアジア太平洋地域、米国、欧州のグローバルデータ担当責任者600人を対象に実施した本調査では、AI導入が拡大していることが明らかになりました。現在、生成AIの業務活用は急速に進んでおり、導入率は日本で67%、グローバルで69%に達しました。これは一年前(日本:52%、グローバル:48%)と比較して大幅な増加です。また、エージェンティックAIもすでに約半数の組織(日本:52%、グローバル:47%)が導入済みです。しかし、この急進展に対し、責任あるAI利用のための基盤整備が追い付いていないのが現状です。
主な調査結果
データの信頼性やガバナンスの未整備がAI利活用において大きな課題に
- 高い社内信頼の一方で、依然として大きな障壁になっているデータの信頼性:データの品質の低さは依然としてAIプロジェクトの成功を阻む主な障害となっており、43%の日本のデータ担当責任者(グローバル: 57%)が、AIをパイロットプロジェクトから本番運用に移行する際の大きな障壁は「データの信頼性」であると回答。また、これらのデータ担当責任者の半数は、エージェンティックAI導入における最大の課題はデータの品質であると指摘。こうした課題がある一方で、日本の52%、グローバルの65%のデータ担当責任者は、大半あるいはほぼすべての従業員がAI用データを信頼していると回答。
- AI活用に追いつかないガバナンスの現状:7割以上のデータ担当責任者(日本:71%、グローバル:76%)が、従業員によるAI活用に自社の可視性とAIガバナンスが完全には追いついておらず、プライバシー保護、セキュリティ、倫理的な利用に関する脆弱性や規制遵守違反のリスクが高まっていると回答。
多くの日本のデータ担当責任者は、規制遵守やガードレールの欠如を懸念
- 日本では、規制遵守への懸念と、ガードレールの欠如が特に深刻な課題:将来的なAI活用におけるデータ関連の課題に関し、日本の62%のデータ担当責任者が「法規制へのコンプライアンス」を挙げている。またAIエージェントを本番環境に導入する際、日本のデータ担当責任者の約半数(48%)がAIを安全に利用するための「ガードレール」の欠如を最大の懸念のひとつとして挙げている。
AI利活用促進のため、多くのデータ担当責任者が従業員のスキル向上やデータマネジメント投資の拡大を検討
- 従業員のスキル向上が急務:データ担当責任者の大多数(日本:81%、グローバル:75%)が、従業員のデータリテラシー向上が必要であると回答。また、日本の62%、グローバルの74%のデータ担当責任者が、日常業務における責任あるAI利用のため、さらなるAIリテラシー教育が必要であると回答。
- ギャップの解消に向けた投資が拡大:こうした課題に対応するため、大多数の企業(日本:86%、グローバル:86%)が、2026年にデータマネジメント投資を増額する予定であると回答。
主な投資内容 - データプライバシー/セキュリティの強化(日本:39%、グローバル:43%)
- データ/AIガバナンスの改善(日本:33%、グローバル:41%)
- 従業員のデータリテラシー/AIフルエンシーの向上(日本:33%、グローバル:39%)
エグゼクティブの声
RS グループ カスタマーデータ担当シニアディレクターのAmanda Fitzsimmons氏は、次のように述べています。「本レポートは、強固なデータガバナンスとリテラシーなしにAI導入を加速させることの重大なリスクを指摘しています。RSグループでは、AIイニシアチブの評価と拡張プロセスにガバナンスと説明責任を組み込むことで、この課題に対処しています。当社では、あらゆるAIイニシアチブにおいて、技術・セキュリティ・法令・戦略の各側面を徹底的に評価し、機会を最大化すると同時にリスクを最小化します。このアプローチにより、リスクを事前に把握し、明確に価値を定義した上で、責任ある形でイノベーションを推進することが可能になります。堅牢なデータ駆動型ソリューションへの投資、包括的なスキル向上施策、そしてインフォマティカをはじめとするパートナー各社との緊密な連携を通じて、当社は信頼性が高く責任あるAIの実現に向けた重要な歩みを進めていると確信しています。こうした取り組みは、お客さまと従業員の双方に、測定可能な価値をもたらすものです」
インフォマティカ・ジャパン株式会社 代表取締役社長の小澤泰斗は、次のように述べています。「当社のCDOインサイト2026レポートにより、従業員はAI用データを概ね信頼している一方で、データとAIのリテラシースキルが不足している人が多く、組織には望ましい責任ある倫理的な成果を達成するための基盤となるAIガバナンス構造が欠けているという『信頼性のパラドックス』が明らかになりました。これは深刻なリスク発生とAIイニシアチブに対する信頼低下を引き起こします。AIが変革をもたらす成果とROIを実現するためには、組織はデータの信頼性を優先し、厳格なAIガバナンスへの投資を行い、AIを安全に活用できるリスク管理体制を構築する必要があります。これにより、AIドリブンの意思決定を信頼性の高い高品質なデータに基づいて行うことが可能になります」
「CDOインサイト2026」レポートでは、地域ごとの差異、データマネジメントにおける優先事項、ベンダーのアプローチに加え、組織が優先的に取り組んでいる主要なAI活用ユースケースについても詳説しています。
レポート全文は以下のリンクよりダウンロードいただけます。
https://www.informatica.com/ja/lp/cdo-insights-2026_5264.html
インフォマティカについて
Salesforce傘下のインフォマティカは、AIを活用したエンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーです。インフォマティカのIntelligent Data Management Cloud (IDMC)プラットフォームは、組織によるAI対応データの接続・管理・統合を全社規模で可能にします。データカタログ、統合、ガバナンス、品質、プライバシー、メタデータ管理、マスターデータ管理機能を通じて、インフォマティカは幅広いパートナーエコシステムを支援し、お客さまがデータとAIの取り組みの価値を最大限に引き出せるようサポートします。
Salesforceについて
Salesforceは世界No.1のAI搭載顧客管理(CRM)システムで、AI、データ、そして信頼の力を通じて、企業が顧客とまったく新しい方法でつながることを可能にします。Salesforce(NYSE: CRM)の詳細は、www.salesforce.comをご覧ください。
インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社(代表:03-6403-7600)までお問い合わせいただくか、Webサイトhttp://www.informatica.com/ja/をご覧ください。
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本プレスリリースに記載されている全ての情報は2026年1月28日時点のものに基づいており、インフォマティカは新しい情報や今後発生する出来事に基づいて本プレスリリースに記載した将来の見通しに関する記述を更新したり改訂したりする意図はなく、またその責任を有しません。さらに、説明されている製品または機能の開発、リリース、時期は、インフォマティカが独自に決定するもので、購入の判断基準にはなりません。また、将来、特定の製品や機能を提供することの表明や保証、約束をするものではありません。インフォマティカの登録商標の一覧は、 https://www.informatica.com/ja/trademarks.htmlを参照ください。