2022年3月29日
エンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカ(本社:米国カリフォルニア州レッドウッドシティ、NYSE:INFA、以下インフォマティカ)は本日、新しいクラウドファースト・クラウドネイティブ機能を搭載した、小売業界向けのデータ管理プラットフォーム「Intelligent Data Management Cloud (IDMC) for Retail」を発表しました。本ソリューションにより、マルチクラウド・ハイブリッド環境におけるデータの断片化、データの複雑性、シームレスな体験の欠如といった課題を解決し、小売企業のイノベーションの推進やビジネス価値の向上を支援します。
世界的なパンデミックに伴い、小売業界はクラウドを活用したデジタルファースト戦略への転換が求められており、パンデミックの収束後もクラウドへの移行は継続することが予測されています。一方で、この変革における最大の課題は、マルチクラウドやハイブリッドクラウド環境にまたがるデータの管理です。今回発表した「IDMC for Retail」は、小売業界向けの業界初・唯一のあらゆるクラウドに対応可能なデータ管理プラットフォームであり、システムやクラウドの種類を問わず、またマルチクラウドやハイブリッドクラウド環境でもデータ管理が可能となります。これにより、小売企業は、ユーザーにデジタルファースト体験を提供しつつ、オムニチャネルの収益成長を促進できます。
この「IDMC for Retail」を採用している企業の一つが、年間売上高80億ドルを誇る米国の製菓メーカーのザ・ハーシー・カンパニーです。ハーシー、リーセス、キスチョコレートなどを含む90以上のブランドを展開し、長期的な成長ビジョンと差別化戦略によって、128年間にわたって事業を成長させています。同社は、信頼性の高いデータの活用方法を近代化することが重要だと考え、導入が容易で、直ちにビジネス価値を引き出すソリューションを模索していました。ザ・ハーシー・カンパニーのエンタープライズ・データ/テクノロジー部門のRyan Gelburd氏は、次のように述べています。「インフォマティカの『Intelligent Data Management Cloud』プラットフォームにより、我々は最大限の確信をもって、ガバナンスに基づく信頼性の高いデータをユーザーに提供できます。」
インフォマティカでは現在、業界別のクラウドデータ管理プラットフォームへの投資計画を進めており、その第1弾が今回の「IDMC for Retail」となっています。本ソリューションが小売企業にもたらすメリットは以下の通りです。
ハイパーパーソナライゼーションされた顧客体験を実現:オンライン・ショッピングへの移行が継続する中、パーソナライズされたショッピング体験を実現することは、小売業者が競争に勝ち抜く上で、ますます重要になっています。小売企業は「IDMC for Retail」を使用することで、すべてのチャネルを対象に、ハイパーパーソナライゼーションされた、デジタルファーストの顧客体験を大規模に提供することが可能です。また、複数のドメインやシステム、または複数のクラウドを対象に顧客データを統合管理することで、ダイナミックな顧客ニーズにリアルタイムで対応できます。
「IDMC for Retail」の特長:
サプライチェーンを強化し、在庫管理を効率化:McKinsey社が12月に発表した消費者調査によると、在庫切れに直面した場合、一般消費者の71%はそのブランドや小売業者を変更すると答えています。「IDMC for Retail」は、店舗や流通センター単位で在庫の可視性を向上し、需要予測の精度を高めることが可能です。気候変動や地政学的な緊張により、サプライチェーンの先行きが不透明な中、サプライヤー各社との緊密なコラボレーションを深めることは、供給停止や価格の変動に対応する効果的な手段となります。
「IDMC for Retail」の特長:
業界認定のデータガバナンスとコンプライアンス基準によって、ユーザーの信頼とロイヤルティを維持:データのプライバシー規制は、多国籍企業の業務形態に直接影響を及ぼします。「IDMC for Retail」は、効果的なデータガバナンスとプライバシー機能を提供することで、情報漏洩を防止し、リスクを軽減します。また、データの利用状況やアクセスを可視化することで、潜在的なデータ漏洩のリスクに加えて、データプライバシー法の違反のリスクを軽減し、ユーザーの信頼とロイヤルティを構築します。
「IDMC for Retail」の特長:
インフォマティカは、Amazon Web Services (AWS)、Google Cloud、Microsoft、Snowflake、Databricksといったクラウドパートナー各社との広範なエコシステムを持ち、シームレスな連携機能を提供することで、小売企業のクラウドファーストなデジタルトランスフォーメーションを支援しています。アクセンチュア、CapGemini、デロイト、Cognizant、WiproなどのGSI(Global System Integrator)パートナー各社は、小売業界でのインフォマティカのクラウドソリューションの提供拡大に不可欠な存在であり、小売業界の複数の共通の顧客に対して、IDMCの採用を積極的に支援しています。
インフォマティカの最高製品責任者であるジテッシュ・ガイ(Jitesh Ghai)は、次のように述べています。「インフォマティカの『Intelligent Data Management Cloud for Retail』は、業界初で唯一の包括的なクラウドニュートラルなデータ管理プラットフォームです。小売企業は、必要な時に必要な場所で、信頼性の高いデータにシームレスにアクセスすることで、顧客体験、オムニチャネル・ショッピング、サプライチェーンの効率性などを革新し続けることができます。小売業界が今後もデジタルトランスフォーメーションの動きを加速させる中、インフォマティカは、統合データの価値を高め、小売企業の競争力の維持とビジネス価値の向上を支援していきます。」
「Informatica Intelligent Data Management Cloud for Retail」の詳細情報:
https://www.informatica.com/jp/solutions/industry-solutions/retail.html
インフォマティカについて
インフォマティカ(NYSE:INFA)は、エンタープライズクラウドデータ管理をリードする企業であり、データが持つ変革力を企業が活用するための支援をしています。AIを搭載した新しいカテゴリーのソフトウェア「Informatica Intelligent Data Management Cloud (IDMC)」は、クラウドファーストかつクラウドネイティブなエンドツーエンドのデータ管理プラットフォームです。IDMCは、マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、様々な環境に存在するデータを連携・管理・統合することで、エンタープライズ企業のデータ戦略をモダナイズし、進化させます。Fortune100のうちの84社を含む、100カ国以上の5,000を超える企業がインフォマティカ製品を活用し、データ主導型のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社(代表:03-6403-7600)までお問い合わせいただくか、Webサイトhttp://www.informatica.com/jp/ をご覧ください。
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本プレスリリースに記載されている全ての情報は2022年3月24日時点のものに基づいており、インフォマティカは新しい情報や今後発生する出来事に基づいて本プレスリリースに記載した将来の見通しに関する記述を更新したり改訂したりする意図はなく、またその責任を有しません。さらに、説明されている製品または機能の開発、リリース、時期は、インフォマティカが独自に決定するもので、購入の判断基準にはなりません。また、将来、特定の製品や機能を提供することの表明や保証、約束をするものではありません。インフォマティカの登録商標の一覧は、https://www.informatica.com/jp/trademarks.htmlをご参照ください。