インフォマティカ、モダンなデータアーキテクチャを実現するIntelligent Data Management Cloudの新機能を発表

先進的な機能を統合し、包括的なデータエンジニアリング、MDMアプリケーション、データガバナンスを提供

2023年5月11日

エンタープライズクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカ(本社:米国カリフォルニア州レッドウッドシティ、NYSE:INFA、以下インフォマティカ)は、ラスベガスで開催中の年次顧客会議「Informatica World 2023」にて、業界をリードするAI搭載の「Intelligent Data Management Cloud(IDMC)」に関する重要なイノベーションを発表しました。データエンジニアリング、MDMアプリケーション、データガバナンスの分野で機能を強化することで、企業のさらなるコスト削減、リソース活用、生産性向上、価値実現の加速化を支援します。各イノベーションの詳細は以下の通りです。

1. データエンジニアと開発者の生産性を向上

経験豊富なデータプロフェッショナルのリソースと能力を最大限に活用するため、インフォマティカは、データエンジニアリング、API、アプリ統合の各種サービスを新たに強化しました。データエンジニアと開発者は今後、以下のメリットを享受できます。

  • INFACoreで好みのIDEとプログラミング言語を使用し、AIを活用した自動マッピング生成と式トランスフォーメーションを行い、ModelServeでAI/MLモデルを運用することで生産性を向上できます。
  • クロスエコシステムELT、階層ELT、SQLネイティブ機能のサポートと設計を使用し、クラウドデータウェアハウス/データレイクのイングレス/エグレス料金を抑えることで、コストを削減しながらより迅速な処理を実現できます。
  • 予め実装されているウィザードを用いたリバースETLと、Google BigQuery、Databricks Delta、SAP、DB2 for z/OS、Salesforce、MongoDB、MongoDB Atlas、Oracle Fusion Cloud、Amazon Aurora PostgreSQLなど、新たに強化された複製ソース/ターゲットによる変更データキャプチャ(CDC)を通じ、効率性と俊敏性を向上できます。
  • インフォマティカのAPI CenterでAPIライフサイクル全体を管理することで、APIを僅か数分以内でデプロイし、市場投入までの時間を短縮できます。また、リアルタイムのモニタリング、AI搭載アナリティクス、ポリシー適用、フロー制御、プライバシー管理を通じてAPIを管理できます。

2. インテリジェントなMDMアプリケーションが、シンプルかつ迅速な価値の実現を推進

AIエンジン「CLAIRE」を搭載した、インフォマティカのインテリジェントなオールインワン型マスターデータマネジメント(MDM)と360アプリケーションにより、企業はデータを接続してコンテキストを含めた360度ビューとインサイトを取得し、簡単、迅速、シンプルに価値を実現できます。今回の発表により、以下を含むオールインワン型MDMの機能が強化されます。

  • エラー報告と自動生成マッピング:データ品質に関する高度な報告・修復機能を通じ、データスチュワードは圧倒的な効率性を実現できます。
  • 金融サービス向け法人データモデル:ユーザーは、法人とそのリスクエクスポージャーを包括的に把握できます。この業界特化型の拡張機能には、データモデル、GLEIFエンリッチメント、信用格付や制裁などのリスクエクスポージャーを正確に集計するレポートが含まれます。
  • ESGの拡張機能がコンプライアンスに関するリスクを軽減:サプライチェーンのリスク、ESG評価やコンプライアンス、排出データの報告・管理など、ESG規制のさまざまな要件に対応します。
  • 最新のMDMクラウドモダナイゼーション・プログラム:オンプレミスのMDMシステムからインフォマティカのモダンなオールインワン型プラットフォームであるクラウドネイティブMDMへのモダナイゼーションを加速し、俊敏性を向上します。
  • あらゆるドメインのデータをAIでマッチングし、顧客、製品、サプライヤーなどのマスタデータドメインに対し、最も信頼できるビューを提供します。
  • データドメインやフィールドおよびフィールドグループに対し、ユーザー主導のコンテンツ強化と承認フローを実現するインテリジェントなワークフローを導入します。

3. データのガバナンス、民主化、可観測性を簡素化

インフォマティカのAIを搭載したモダンなデータガバナンスのソリューションは、データカタログ、ガバナンス、品質、可観測性、マーケットプレイスの各種機能を統合することで、ライン・オブ・ビジネス(LOB)ユーザーを対象に、生産性の向上、コストの削減、価値実現の加速化を支援します。これにより、企業は以下のメリットを享受できます。

  • データのガバナンスと可観測性を簡素化・自動化:AIを活用した予測データのインテリジェンスを通じ、データのガバナンス、観測、活用を実現します。AIエンジン「CLAIRE」の最新データ分類生成機能により、データのキュレーションと分類に要する時間は、最大70%削減されます。
  • あらゆるデータ消費者を支援:最新のネイティブデータ品質報告機能とデータマーケットプレイス向けのAPIを通じ、ユーザーは信頼できるデータを発見、理解、取得できます。
  • 可観測性を備えた信頼性の高い高品質のデータ/データパイプライン:データ品質のプレビューとシンプルなルール構築を通じ、データ品質の課題をより簡単に特定・修正できます。
  • 責任あるデータの共有・使用:Microsoft SQL Server SQL Script、Oracle SQL Script、Snowflake SQL Script、Databricks Unity Catalog、Google Lookerなどのデータベーススクリプト、Cognos向けの最新のメタデータスキャナーにより、データ資産の全体像を把握し、ポリシーや標準規格との整合性を図ることができます。

4. セキュリティ機能の強化により、ヘルスケアや金融サービスなど、セキュリティ要件が厳しい業界の顧客企業に安心と保護を提供

インフォマティカは、3つの新しいクラウドセキュリティ機能を提供し、お客様が安心して柔軟にデータ資産へのアクセスを管理できるようにします。新機能の詳細は以下の通りです。

  • プライベートリンク(AWSまたはAzure経由):インフォマティカのセキュアエージェントは公衆インターネット上で暗号化されていますが、インフォマティカとのプライベート接続が確立できるようになります。
  • 顧客管理鍵:クラウドプロバイダーに鍵を公開することなく、データ暗号化鍵を作成・管理できます。 • Secure Agent Key Vault:エンタープライズの確立されたサードパーティ秘密保管庫内でコネクタの認証情報を保存・管理します。インフォマティカは必要に応じて実行時のみアクセスします。
  • AWSおよび顧客管理鍵によるプライベートリンクの提供を開始しました。AzureおよびSecure Agent Key Vaultによるプライベートリンクの提供は、年内に開始予定です。

インフォマティカの最高製品責任者であるジテッシュ・ガイ(Jitesh Ghai)は、次のように述べています。「2年前の『Informatica World』でIDMCを発表して以来、IDMCは広域な産業やリーダー企業のデータニーズに対し、まさに『革命』とも言える影響を与えてきました。市場に複数のポイントソリューションが分散する中、数々の最新イノベーションによって強化されたIDMCは、ベスト・オブ・ブリードのデータマネジメント製品であり、インテリジェントな自動化機能と完全に統合されたサービ群を、(接続型で互換性があり、オープンでモジュール式、包括的な)単一の統合型プラットフォームに搭載することで、モダンなデータアーキテクチャを実現します。」

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インフォマティカについて

インフォマティカ(NYSE:INFA)は、エンタープライズクラウドデータ管理をリードする企業であり、企業の最も重要な資産に潜在する変革力を引き出し、データを甦らせます。インフォマティカが開発した新しいカテゴリーのソフトウェア「Informatica Intelligent Data Management Cloud™ (IDMC)」は、AIを搭載したエンドツーエンドのデータ管理プラットフォームであり、マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、様々な環境に存在するデータを連携・管理・統合することで、データの民主化を通じてビジネス戦略をモダナイズし、進化させます。Fortune100のうちの85社を含む、100カ国以上のお客様がインフォマティカを活用し、データ主導型のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。

「Informatica. Where data comes to life.」

インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社(代表:03-6403-7600)までお問い合わせいただくか、Webサイトhttp://www.informatica.com/jp/ をご覧ください。

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本プレスリリースに記載されている全ての情報は2023年5月11日時点のものに基づいており、インフォマティカは新しい情報や今後発生する出来事に基づいて本プレスリリースに記載した将来の見通しに関する記述を更新したり改訂したりする意図はなく、またその責任を有しません。さらに、説明されている製品または機能の開発、リリース、時期は、インフォマティカが独自に決定するもので、購入の判断基準にはなりません。また、将来、特定の製品や機能を提供することの表明や保証、約束をするものではありません。インフォマティカの登録商標の一覧は、https://www.informatica.com/jp/trademarks.htmlをご参照ください。