アクティオHDが、MDM基盤にインフォマティカの AI搭載「Intelligent Data Management Cloud」を採用
2023年12月28日
エンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:渡邉 俊一、以下、インフォマティカ)は本日、株式会社アクティオホールディングス(本社:東京都中央区、社長:小沼 光雄、以下、アクティオHD)が今後の事業拡大を支える基盤としてインフォマティカのAI搭載「Intelligent Data Management Cloud(IDMC))」を採用したことを発表しました。アクティオHDは、様々なSaaS(Software as a Service)を横断して管理する最新のMDM(Master Data Management)システムを導入することで、高度化された業務から得られるデータを既存データと組み合わせて分析・活用し、新たなビジネスインサイトを得ることを目指しています。
採用の背景
アクティオHD傘下の建設機械レンタル会社である株式会社アクティオは、水中ポンプ、発電機、バックホー、クレーンをはじめとし、多岐にわたる4万種類以上、300万点以上のアイテムを扱い、総合的な建設機械レンタルサービスとコンサルティングを融合したユニークな「レンサルティング®」を提供しています。同社はスクラッチベースで基幹システムを独自開発していますが、営業活動や間接材調達などの業務プロセスを迅速に高度化するため、様々なSaaSの導入を進めてきました。その結果、高度化された業務プロセスから従来以上の多面的で詳細なデータを取得できるようになった一方で、マスターデータが各アプリケーションに散在し、複数の業務分野を横断したデータ活用を阻害する恐れがありました。そこで、複数のSaaSを含むアプリケーションを横断するマスターデータ管理が必要になると考え、インフォマティカのIDMC採用を決断しました。
採用基準と今後の展望
インフォマティカのIDMCを採用することで、顧客・取引先、工事現場、工事分類、機械など多種多様なマスターデータを一元的に管理し、複数の業務分野のデータを組み合わせたデータ活用を実現することを目指しています。IDMCの豊富なコネクタによる高い接続性、生産性を向上するシンプルなローコード開発機能、拡張可能なマスターデータ管理、世界的な市場シェアと信頼性、日本国内データセンターでの運用可能性などが採用の主な理由です。また、今後は基幹システムとSaaSに存在するマスターデータの連携を進めていく予定です。さらに、IDMCの直感的なGUI操作を活用した開発で、内製化のプロジェクトを計画しています。
期待される効果
インフォマティカのIDMCを中心とした複数のSaaSの連携により、統合的かつ整理されたマスターデータが集配信され、マスターデータの品質が担保されます。これにより、業務プロセスの高度化により取得できるようになった粒度が高いデータを、整理されたマスターデータをもとに業務分野横断的に組み合わせることができるようになります。新たなMDMシステムを通じて、より正確かつタイムリーなデータにアクセスすることで、経営判断や業務改善のさらなる向上に取り組みます。
<インフォマティカのIntelligent Data Management Cloud を中心としたマスターデータの集配信を実現>
本リリースに関するコメント
アクティオHD 取締役CIO 井原 宏尚氏は次のように述べています。
「アクティオホールディングスのシステムのアーキテクチャは、従来のスクラッチ開発による基幹システムのモノリシックなアーキテクチャでしたが、非競争領域はクラウドアプリケーションを組み合わせることで業務プロセスの高度化を迅速に進めてきました。その結果、従来以上の正確で粒度の高いデータが得られるようになり、そのデータを分析・活用することで新たなビジネス価値が生まれる一方で、クラウドアプリケーション側にマスターデータが散在してしまうことでデータ活用が難しくなるリスクがあり、将来を見据えた対応が必要だと考えていました。インフォマティカのIDMC導入によりこのリスクを回避しつつ、業務分野横断的にデータを組み合わせることで新たなビジネスインサイトが創出できると考えています。また、グローバルリーダーであるインフォマティカのソリューションを採用することで、最先端のテクノロジーを活用した革新的な機能がいち早くリリースされることを期待しています。」
インフォマティカ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 渡邉俊一は次のように述べています。「インフォマティカのAI駆動型クラウドネイティブIDMCを中心に、スクラッチベースの基幹システムと各種クラウドアプリケーションのマスターデータを統合管理することで、複雑なマスターデータの運用を簡素化し、ビジネスプロセスをデータに基づいて評価・分析することが可能になります。デジタル変革の重要性が高まる建設業界において、安全で安心な社会づくりに尽力されているアクティオホールディングス様のさらなるDX推進を支援できることを、大変光栄に思っております。」
参考資料
- Informatica MDM SaaS
- Informatica Cloud Application Integration (CAI)
- Informatica Cloud Data Integration (CDI)
###
アクティオについて
アクティオグループの中核企業であるアクティオは「創造と革新」の企業理念のもと、建設機械レンタルのリーディングカンパニーとして大型重機や非常用発電機、現場の電動工具まで、幅広くコンサルティングのあるレンタル事業(「レンサルティング」)を行い、ダムやトンネル、街づくりなどの建設工事や災害の復旧・復興を支援しています。昨今の人手不足や環境問題に対してレンサルティングという観点から高い付加価値で応え、お客様、地域社会とともに安全・安心な地域・社会づくりに貢献しています。
インフォマティカについて
インフォマティカ(NYSE:INFA)は、エンタープライズクラウドデータ管理をリードする企業であり、企業の最も重要な資産に潜在する変革力を引き出し、データとAIを甦らせます。インフォマティカが開発した新しいカテゴリーのソフトウェア「Informatica Intelligent Data Management Cloud™ (IDMC)」は、CLAIRE™ AIを搭載したエンドツーエンドのデータ管理プラットフォームであり、マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、様々な環境に存在するデータを連携・管理・統合することで、データの民主化を通じてビジネス戦略をモダナイズし、進化させます。Fortune100のうちの85社を含む、100カ国以上のお客様がインフォマティカを活用し、データ駆動型のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
「Informatica. Where data and AI come to life.」
インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社(代表:03-6403-7600)までお問い合わせいただくか、Webサイトhttps://www.informatica.com/jp/ をご覧ください。
インフォマティカ公式ソーシャルメディア:X (旧Twitter), Facebook, ブログ
###
本プレスリリースに記載されている全ての情報は2023年12月28日時点のものに基づいており、インフォマティカは新しい情報や今後発生する出来事に基づいて本プレスリリースに記載した将来の見通しに関する記述を更新したり改訂したりする意図はなく、またその責任を有しません。さらに、説明されている製品または機能の開発、リリース、時期は、インフォマティカが独自に決定するもので、購入の判断基準にはなりません。また、将来、特定の製品や機能を提供することの表明や保証、約束をするものではありません。インフォマティカの登録商標の一覧は、https://www.informatica.com/jp/trademarks.htmlをご参照ください。