PowerCenterからクラウドへ移行する5つのメリット
Informatica PowerCenter® は、過去 20 年間にわたり、データウェアハウス、データ分析、データガバナンス、マスターデータマネジメントなど、オンプレミスのデータ統合・管理の取り組みにおいて、信頼性の高いエンタープライズプラットフォームとしての役割を果たしてきました。
しかし、昨今のデジタル化した環境下で競争力を維持するためには、クラウドのパワー、俊敏性、拡張性が必要です。
Amazon Redshift、Microsoft Azure Synapse、Google BigQuery、Snowflake data warehouseスへの移行など、インフラのクラウド化で最大の価値を得るには、シンプルさ、生産性、拡張性を確保するアプローチが必要です。
最新のクラウドデータ統合要件を満たす必要性
PowerCenterは人気がありますが、以下のような最新のクラウドデータ統合要件に対応できるようには最適化されていません。
・最新のクラウドデータレイクおよびデータウェアハウスの設計原則のサポート
・以下の項目を可能にするクラウドの俊敏性
・市場投入までの期間の短縮
・実行環境の選択における柔軟性
・アダプティブ自動スケーリング
・シームレスなマルチクラウド、ハイブリッドクラウドの統合パターン
PowerCenterをクラウドに再設定するといった暫定的なソリューションは、一見簡単な解決策に思えるかもしれません。しかし、このシナリオには以下のような課題があります。
・移行プロジェクトのコスト超過と生産コストの上昇
・パフォーマンスとコスト効率の最適化の難しさ
・開発の長期化、生産性の低下にともなう開発期間の遅延
・コードを変更する際の困難で手間のかかるプロセス、およびメンテナンスのオーバーヘッドの増加
・リスクの増加、回避策の増加、アップグレードの増加および脆弱な統合
PowerCenterからIICSに最新化する理由
クラウドへの移行をより迅速かつ安全に行えるよう、インフォマティカはPowerCenter向けに業界で最も包括的かつ柔軟にクラウドデータウェアハウスを最新化するソリューションを提供しています。そこには、以下の要素が含まれます。
・最も包括的で、マイクロサービスベース、API主導、およびAIを搭載したサービスとしての全社レベルの統合を可能にするInformatica Intelligent Cloud Services (IICS)
・ベストプラクティスに触発された、実績のある移行プロセスとツールを組み合わせたInformatica Intelligent Migration Factory®
Informatica Intelligent Migration Factoryは、数千にものぼるマッピング、セッション、ワークフローについて PowerCenterを分析します。そして、マッピングの移行と最新化に必要な作業の見積もりを行い、徹底した移行計画を策定するための基盤を構築します。数多く存在する実際の顧客エンゲージメントに基づき、Migration FactoryがPowerCenterに存在する大量の資産を自動的にIICSへ変換します。
PowerCenterとは異なり、IICSは最新のクラウドデータ統合に最適化されており、さまざまなメリットを提供します。
このような移行作業は、最初は難しいと思われるかもしれません。しかし、Migration Factoryのベストプラクティスに従うことで、クラウドへの移行を成功させることができるのです。
次のステップ
データ管理環境をPowerCenterからクラウドに移行する方法について、実績のある10ステップの移行方法や、チェックリストやイネーブルメントのガイドラインに関する詳細については、ホワイトペーパー“Best Practices for Migrating from PowerCenter to the Cloud for Analytics and Data Warehouse Modernization(アナリティクスとデータウェアハウスの近代化に役立つ、PowerCenterからクラウドへの移行に関するベストプラクティス)”をご覧ください。
本ブログは2021年10月29日のRUDRAPRATIM RAYによる5 Benefits of Migrating from PowerCenter to the Cloudの翻訳です。