Informatica Enterprise Data Preparationで「2:8の法則」を逆転!

最終公開日 : Dec 05, 2022 |
インフォマティカ編集部
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昨今の「データファースト」の世界において、企業の成功はデータを利用してビジネスの意思決定をする一人ひとりが握っていると言っても過言ではありません。企業内で蓄積されたデータから実行可能なインサイトや解決策を見つけるためには、DataOpsによってデータ提供者とデータ利用者の連携を強化し、データを分析のために利用できるようになるまでのスピードを上げる必要があります。

ある調査によると、データエンジニアのほとんどが、機械学習モデルの構築やトレーニングなどの作業に取り掛かるまでに、データクレンジング、キュレーション、準備といった作業に対して、80%の時間を費やすそうです。データアナリストでさえも、レポートを作成するために必要な形式でデータを入手するため、同じような苦労を強いられています。また、多くの企業においてデータエンジニアやデータアナリストは、IT部門がセキュリティで保護された高品質でクリーンなデータを用意してくれるまで待たなければなりません。

 

この問題を解決するのが、Informatica Enterprise Data Preparation(EDP)です。EDPを使うことにより、直観的に使えるセルフサービスのデータ準備環境で、データセットをすばやくクレンジングし、分析用に準備することができます。

 

ビジネスインサイトに不可欠なエンタープライズのためのデータプレパレーション

たとえ正しいデータがあったとしても、分析に適した形式や構造になっているとは限りません。ここで活躍するのが、データプレパレーションです。データエンジニアにとって必要なのは、データレイクやクラウド、デスクトップなど、さまざまな場所から集めた生のデータを、 1つの画面上でキュレート、変換、検討し、分析で使えるようにデータを準備できることなのです。

例えば、データエンジニアが、データサイエンティストやビジネスアナリストが使える顧客データを増やして欲しいという依頼を受けたとします。ガバナンスや効率化を目的としたデータの分類と集約は、すでに自動化され完了しているかもしれませんが、分析に使えるようにするためのデータ準備は、まだ終わっていません。

そこで、データプレパレーションを利用することで、企業のマーケティングキャンペーンにどのようなメリットが生まれるか、実際のビジネスの使用例を紹介します。

 

データを使って売上減少の問題を解決する

これはよくある話ですが、月次/四半期の業績を評価する会議で、営業の売上予測の報告書をレビューした際に、ある製品/地域の売上が前月よりも減少していることが判明しました。会議のメンバーたちは、考えられる理由について議論し始めます。

月次/四半期のレポートと、リアルタイムに数字が分かるダッシュボードを並べてみても、なぜ売上が下がっているのか原因まで突き止めることができません。目の前の問題に対処するベストな方法を見出すためには、強い好奇心を持って、問題をより深く掘り下げなければなりません。 

さて、この例では、あるビジネスアナリストが、アウトドア用の保護具(例:虫除け)の売上が落ちていることに気づきます。売上減少の理由を知るために、エンタープライズクラスのデータ準備ソリューションを使って、過去のマーケティングキャンペーンに関連するデータを洗い出してみると、同製品の売上の大部分は、ひとつのプロモーションに起因していることが判明しました。早速、製品の粗利益を確認してみると、ターゲットを絞ったプロモーションを実施すれば、売上を改善できる余地があることがわかります。

 

「2:8の法則」を逆転させるInformatica Enterprise Data Preparation (EDP)

上記の例のように、DataOpsの課題を解決するのが、Informatica Enterprise Data Preparation (EDP)です。EDPを使えば、データ準備に80%の時間を割いて、分析には20%しか使えないという「2:8の法則(パレートの法則)」を逆転させて、80%の時間を分析のために使えるようになります。そして適切なデータセットの準備にかかる時間を、数ヶ月/数週間から数時間/数分にまで短縮することができるようになります。

 

データアナリストやデータエンジニアは、冗長な作業に追われて身動きが取れなくなるのではなく、本来の分析業務やデータエンジニアリング業務に集中できるようになります。EDP は、セルフサービスでデータ資産を利用できるようにIT部門の手足を解放し、一方では、データアナリストが適切なデータ資産を探索、準備して、データ品質ルールを適用し、他の関係者と連携して、非常に短い時間内でビジネス価値を生み出せるようにすることで、データの提供者と利用者をパワーアップします。

 

Informatica Enterprise Data Preparation がセルフサービスのデータ準備に関するConstellationのShortListに選ばれる

最新のConstellation ShortListレポートにおいて、EDPは、セルフサービスのデータ準備ソリューションの分野における主力製品のひとつとして評価されました。Constellation ShortListの評価は、顧客へのアンケート調査やパートナーとの会談、顧客のリファレンス、ベンダー選定プロジェクト、市場シェア、社内調査に基づいています。

さらに詳しい内容については、下記の資料をご参考ください。

ソリューション概要:セルフサービスアナリティクスのためのデータ探索と準備


本ブログは3/24 Accelerate Smarter Decision Making with Informatica Enterprise Data Preparationの翻訳です。

First Published: May 17, 2020