インフォマティカ、AWSとの連携を拡大、生成 AI、AWS HealthLake、Amazon S3サービスとのより深い統合を発表
～AWS MarketplaceにおけるインフォマティカのAI搭載のプラットフォームの大きな成長と採用を反映、最新動向でクラウドリーダー2社とのより広範な連携を推進～
2023年11月29日
エンタープライズ向けクラウドデータ管理のリーダーであるインフォマティカ（本社：米国カリフォルニア州レッドウッドシティ、NYSE：INFA、以下インフォマティカ）は本日、Amazon Web Services（AWS）との新たな3つの統合を発表しました。米国ラスベガスで今週開催中の年次カンファレンス「AWS re:Invent 2023」で発表されたこれらの統合は、過去12カ月間に顕著な進展を遂げた両社の関係に基づいています。今回の発表を通じ、インフォマティカは、AWS上のサービスをさらに強化し、世界中のお客様の最先端アナリティクスや生成AIを活用したワークロードに信頼性の高いデータを提供します。
生成AIへ投資するための信頼できるデータの提供とデータ管理
Amazon Bedrockの一般提供開始に伴い、インフォマティカはAWSの生成AIサービスとのより深い統合の開発を進めています。フルマネージドサービスのAmazon Bedrockは、大手AI企業が提供する基盤モデル（FM）にAPIでアクセスし、生成AIアプリケーションを構築およびスケールすることを可能にします。カタログ化、統合／エンジニアリング、API／アプリ統合、品質／観測可能性、マスターデータ管理／360アプリケーション、ガバナンス／プライバシー、マーケットプレイスといった、幅広いデータ管理機能を備えたインフォマティカのAI搭載プラットフォーム「Intelligent Data Management Cloud (IDMC)」は、信頼できるデータと充実したコンテキストをAmazon Bedrockのお客様に提供し、生成AIの主要ユースケースにおける精度を向上させます。
業界に特化したAWS HealthLakeとの統合
インフォマティカは、AWS HealthLakeとIDMCを統合するためのAWS認定を取得しました。FHIR（Fast Healthcare Interoperability Resource）API（Application Programming Interface）を提供するHIPAA適格サービスであるAWS HealthLakeは、ヘルスケアおよびライフサイエンス企業が健康データを安全に保存、変換、処理、分析し、患者や人口単位のデータを僅か数分で時系列に可視化させることを可能にします。さらに、「IDMC Master Data Management Healthcare accelerators for Provider/Payer 360」は、消費者、プロバイダー、医療計画の360度ビューを提供し、AWS HealthLakeのマスターデータを調和させることができます。このような医療機関における接続されたビューは、患者のエンゲージメントを強化し、プロバイダーネットワークのコストを最適化し、臨床結果を向上させます。限られたパートナーにのみ提供されるこの認定は、（FHIR）やHL7（Health Level Seven )といった最も厳しい業界コンプライアンス標準への対応を維持します。
今回の発表は、インフォマティカが今年発表したAWSコンピテンシー指定に基づくものです。さらに、インフォマティカは、ヘルスケアやライフサイエンスなどの主要な業界に特化したIDMCを発表しており、以下のような業界特化型のデータ機能を提供しています。
- クラウドファーストのマスターデータ管理による患者データのゴールデンレコード（最も信頼性の高いマスター）
- MedPro、Veeva、Salesforce Health Cloudなど、価値創造までの時間を短縮する、すぐに使えるヘルスケアアクセラレータと拡張機能
- 患者の健康状態を改善し、規制コンプライアンスに準拠するためのデータ品質ルール
ヤマハ発動機株式会社のグループ会社であるYAMAHA MOTOR FINANCE CORPORATION U.S.A.（YMFUS）のデータ＆アナリティクス・グループ・マネージャー Anand Sivaramakrishnan氏は、次のように述べています。「すべての企業がそうであるように、私たちもアナリティクスとAIを積極的に活用することで、諸経費を削減し、従業員の生産性を向上させ、より簡素化および個別最適化されたサービスをお客様に提供する方法を模索しています。しかしアナリティクスやAIの潜在力と可能性を最大限に活用するためには、その基盤となるデータが整然としており、セキュアで、適切なガバナンスが施されている必要があります。今回のインフォマティカとAWSの強力な新しい統合により、データに潜在する変革の可能性を最大限に活用するためのセキュリティ、選択肢、そしてパフォーマンスの向上が期待できます。」
Amazon S3 Access Grantsとの統合
インフォマティカは、Amazon Simple Storage Service（Amazon S3）の新しいアクセス制御機能であるAmazon S3 Access Grantsのローンチパートナーに選ばれました。Amazon S3 Access Grantsを利用することで、お客様はデータレイクのAmazon S3アクセス許可を大規模に管理し、エンドユーザーのAmazon S3アクセスをAWS CloudTrailで詳細に確認することができます。IDMCのCloud Data Marketplaceと自動化されたポリシーのプロビジョニングを通じてAmazon S3に内蔵される今回の統合は、エンタープライズ規模のガバナンス・ガードレールを提供しながら、Amazon S3データへの簡素化されたセルフサービス・アクセスをさらに向上します。インフォマティカのAI搭載のデータアクセス管理機能と Cloud Data Marketplace 機能を Amazon S3 Access Grants と統合することで、Amazon S3 上に構築されたデータレイク内のデータに対するセルフサービス・アクセスがさらに簡素化されます。これにより、企業のデータコミュニティ内のさまざまな利用者が、一元管理されたセキュリティとプライバシーの管理のもと、最新のデータガバナンス基準に準拠しながら、インフォマティカのマーケットプレイスからAmazon S3にデータ製品を簡単に共有し、供給できるようになります。
インフォマティカの最高製品責任者であるJitesh Ghaiは、次のように述べています。「AWSとの協力関係が発展し続ける中で、両社の専門知識と共同イノベーションを通じて、共通のお客様が抱えるクラウド、データ、AIの最も深刻な課題に対応できることを非常に嬉しく思います。今回のIDMCとAWSの最新の統合は、規制が厳しい業界でも、より多くのお客様やエンドユーザーが信頼できるデータに自信を持ってアクセスし、データの移行や管理を通じて業務を効率化し、よりインテリジェントな意思決定を行い、ビジネス成果を向上させる支援をします。」
AWSのデータ・人工知能担当バイスプレジデントであるSwami Sivasubramanian博士は、次のように述べています。「AWSと協力して、インフォマティカはデータセキュリティとプライバシーを最優先に考慮したソリューションを開発しています。これにより、お客様はデータ管理とAIソリューションを構築し、展開することができます。これらのソリューションは、多くのモダナイゼーションや生成AIに対する取り組みの基盤となっています。インフォマティカとAWSの最新のサービス統合は、変革的な顧客体験を提供するうえで、高い水準を維持するという共通のコミットメントをより一層強固にするものです。」
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インフォマティカについて
インフォマティカ（NYSE：INFA）は、エンタープライズクラウドデータ管理をリードする企業であり、企業の最も重要な資産に潜在する変革力を引き出し、データとAIを甦らせます。インフォマティカが開発した新しいカテゴリーのソフトウェア「Informatica Intelligent Data Management Cloud™ (IDMC)」は、CLAIRE™ AIを搭載したエンドツーエンドのデータ管理プラットフォームであり、マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、様々な環境に存在するデータを連携・管理・統合することで、データの民主化を通じてビジネス戦略をモダナイズし、進化させます。Fortune100のうちの85社を含む、100カ国以上のお客様がインフォマティカを活用し、データ駆動型のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
「Informatica. Where data and AI come to life.」
インフォマティカに関する詳細は、インフォマティカ・ジャパン株式会社（代表：03-6403-7600）までお問い合わせいただくか、Webサイトhttps://www.informatica.com/jp/ をご覧ください。
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