インテリジェントなMultidomain Master Data Management SaaSによるデジタルビジネスの強化

Jul 06, 2022 |
インフォマティカ編集部

デジタルビジネスのマルチドメインに対応するマスターデータマネジメント (MDM)の必要性

デジタルファーストとなった昨今の世界では、あらゆる業界の企業が競争力の維持というプレッシャーを抱えながら、製品とサービスの革新、ビジネスモデルと運用の変革、カスタマーエクスペリエンスの向上に励んでいます。デジタルビジネスのデータにおける主要なドメインは顧客であると言えますが、ビジネスのバリューチェーン全体を把握するには、顧客、製品、サプライヤー、場所、コストセンターなど、複数のドメインからのデータを管理・接続する必要があります。

 

インフォマティカによるインテリジェントなMultidomain MDM SaaSの発表

インフォマティカは昨年、顧客の360度ビューを提供する初のクラウドネイティブ360アプリケーションであるCustomer 360 SaaSのリリースを発表しました。今回発表したMultidomain MDM SaaSは、Customer 360 SaaSにあるMDMの基礎を活用し、あらゆるドメインのマスターデータを管理できるようにしたものです。

 

図1:マスターデータの全ドメインに対応可能な単一のクラウドソリューション

 

変動するビジネスニーズに対応するMultidomain MDM SaaS

テクノロジーによってビジネスが進化したように、マスターデータマネジメントの実践に必要な機能も絶えず進化しています。インフォマティカは、クラウドネイティブなマイクロサービスアーキテクチャを採用し、ユーザー中心の設計原則に従って、市場をリードするサービスとAIによる自動化を活用したIntelligent Data Management Cloud (IDMC)を開発しました。これにより、昨今のアジャイルなデジタルビジネスの世界でマスターデータマネジメントを最新化する独自のソリューションをお客様に提供しています。

 

業界全体のビジネス成果を向上させるMultidomain MDM

デジタルビジネスを管理するためには、顧客、製品、サプライヤー、場所をはじめ、マスターデータの各ドメイン間の関係を含む、ビジネス全体見通すことができる360度ビューが必要です。たとえば、場所のデータをマスターデータの他のドメインと組み合わせることで、ビジネス成果を向上させる重要な手がかりを得ることができます。

保険 リスクベースの価格設定:場所、資産、請求、ポリシーデータを管理・接続することで、さまざまな場所でのリスクに関して、より優れた予測モデルを構築することができます。これにより、リスクベースの価格設定の精度が上がり、より収益性の高い引受決定へとつながります。

小売 リアルタイムの顧客エンゲージメント:場所、顧客、製品データを管理・接続することで、買い物客が店舗に入るときや特定の通路に立っているときにプロモーションを送るなど、適切な場所とタイミングで顧客にアプローチすることができます。また、大型店舗で役立つ便利なインタラクティブマップを提供し、カスタマーエクスペリエンスを向上させることで収益や満足度の向上にもつながります。

ヘルスケア サプライチェーンの回復力:場所、病院・診療所、在庫、サプライヤーのデータを管理・接続することで、病院ネットワークの在庫レベルの可視性が向上します。

また、ネットワーク内の病院や診療所全体にわたる在庫の割り当てやサプライヤーへの補充の優先順位が改善されることで、混乱が緩和され、結果的に患者の健康状態にも好影響を及ぼします。

公共機関 サービス提供:場所、代理店、市民のデータを管理・接続することで、地域別のサービス使用パターンを特定し、交通、医療、住宅、その他の多くのサービスの提供を改善するとともに、政策立案にも役立てることができます。

消費財 調達コスト管理:場所、製造プラント、注文、サプライヤーのデータを管理・接続することにより、契約外の支出の可視化、総量割引の把握、戦略的サプライヤーとの長期契約の交渉によって価格インフレーションに対応し、物流などの非価格コストを最小限に抑えます。

業界全体 ESGレポート:場所、サプライヤー、輸送手段のデータを管理・接続し、一次サプライヤーと下位の二次サプライヤー間の複雑な関係性を把握することで、企業のサプライヤーネットワークの全階層における炭素排出量を報告することが可能になります。これは、ネットゼロのサプライチェーンを実現するためには不可欠な要素です。

 

Informatica Intelligent MDM SaaSの主な機能

マスターデータマネジメントを実践するには、シームレスに連携し、多岐にわたる機能が求められます。インフォマティカは、検出とプロファイリング、マスターデータと参照データのモデリング、階層とグラフの関係、データとアプリケーションの統合、データ品質とデータ強化、マッチとマージ、タスク管理とワークフロー、スチュワードシップとガバナンス、セキュリティ、およびダッシュボードとレポートなど、必要な機能すべてを単一のソリューションで提供します。

図2:Informatica Intelligent MDM SaaSのオールインワン機能

 

マスターデータの接続性

接続性は、マスターデータの検出、サードパーティの強化、アプリケーション間の同期、社内外のビジネスプロセス間の調整などで重要視されるものです。Informatica Intelligent MDM SaaSを使用すると、必要な場所でマスターデータを統合・共有することができます。あらかじめ構築済みのコネクタが豊富に備わっているため、そのリストから選択することができるほか、ローコード/ノーコード開発を使用してカスタムコネクタを構成することも可能です。

図3:インフォマティカのインテリジェントなMultidomain MDM SaaSですぐに使用可能なコネクタの例

 

マスターデータと参照データのモデリング

インフォマティカのインテリジェントなMultidomain MDM SaaSは真のマルチドメインソリューションであり、顧客、資材、サプライヤー、従業員、製品、場所、資産、コストセンターなどをはじめ、あらゆるタイプのマスターデータと参照データのモデリング機能や、ドメインの垂直化のバリエーションを提供します。顧客データ、財務データ、参考データ用には構築済みのデータモデルがあり、簡単に拡張ができるほか、自分でデータモデルをカスタマイズすることも可能です。直感的なモデル構成画面を使用して、データモデリングのあらゆる側面を一画面にまとめ、簡単に管理することができます。インフォマティカの製品を活用することで、通常は数カ月かかる新しいドメインの導入が数週間で実現します。

図4:Informatica Intelligent MDM SaaSモデル構成インターフェース

 

マスターデータの階層とグラフの関係

インフォマティカのインテリジェントなMultidomain MDM SaaSを使用すると、マスターデータの関係性を効率的に構造化し、分析や運用のユースケースに役立てることができます。バランス型、アンバランス型、不規則型、再帰型など、業務上の組織単位間の親子関係を定義するあらゆるタイプの階層が有効になります。

さらに、複数の階層で同じ組織単位を参照できるようにします。たとえば、「Informatica Head Office」レコードは、組織階層では「Informatica」に、Dun & Bradstreet 階層では「Informatica LLC」に属することができます。また、同じ階層の異なる時点におけるバージョンを複数作成し、バージョン間で変更している部分も確認することも容易に行えます。

CLAIRE AIエンジンでは、カラムの特徴解析などの手法を使用し、主キーやユニークキーを識別し、マスターデータのエンティティ間における関係や結合を推測します。そして、ドメインや部門を横断してマスターデータのナレッジグラフを自動的に作成し、ナビゲーションが簡素化されるとともに、クロスセルや製品代替などの分析に役立てることができます。

図5Informatica Intelligent MDM SaaS マスターデータナレッジグラフ

 

マスターデータの統合とアプリケーションの統合

データモデル、階層、関係性を定義したら、データを取り込む必要があります。インフォマティカのMultidomain MDM SaaSは、IDMCの統合サービスを活用して、バルク、バッチ、リアルタイムETL、SOAP、EJB、REST API、メッセージキューなど、マスターデータの入力と出力ともに、複数のパターンをサポートします。また、メッセージング、API、イベントベースのパブリッシング機能によって、ビジネスプロセスで使用されるクラウド、モバイル、オンプレミスのアプリケーション全体で、任意のレイテンシでマスターデータをシームレスに調整することができます。

さらに、インテリジェントなMultidomain MDM SaaSでは、基盤となるデータモデルの複雑さを隠す標準的なステージングモデルを使用し、データ統合マッピングを簡素化します。また、「スマートフィールドマッピング」機能では、CLAIRE AIエンジンを使用して、名前付きエンティティ認識、遺伝的アルゴリズム、自然言語メカニズムを組み合わせ、データソース内のフィールドとフィールドタイプを識別し、マスターデータモデルへのマッピングを自動化します。その結果、マスターデータのオンボーディングの生産性が50%向上します。

図6:Informatica Intelligent MDM SaaSの「スマートフィールドマッピング」によって、データのオンボーディングを加速

 

マスターデータの品質とエンリッチ化

Multidomain MDM SaaSを使用すると、すべてのマスターデータソースにわたってデータ品質を効率的に拡張することができます。そして、プロファイリング、解析、標準化、検証、エンリッチ化のバッチモードとリアルタイムモードに対応する包括的な機能を提供します。参考データのルックアップに関しては、データ品質プロセスに組み込むことができます。また、サードパーティのサービスに対してリアルタイムのAPI呼び出しを行い、DUNS番号の検証、SWIFT/BICコードの検証、NPI番号の検証など、レコード入力データの検証や確認をすることも可能です。

さらに、決定論、ヒューリスティック、確率論などの機械学習手法を組み合わせ、プロファイリング、クレンジング、標準化が自動的に行われます。CLAIRE AIエンジンは、データ品質ルールを推奨してMDMモデルのマスターデータフィールドに関連付け、企業内のマスターデータソース全体におけるルールの実行を自動化することもできます。

MDMデータモデルレベルでは、住所、電話番号、電子メールといった一般的なデータタイプのコンテキストを認識する「スマートフィールド」を作成しました。これにより、チェックボックスひとつを使用するだけで、MDMは入力フィールドと出力フィールドをInformatica DaaSサービスに自動的にマッピングして標準化し、全国の郵便データベースなど、信頼性の高いソースとの照合を行うことができます。

図7:Informatica Intelligent MDM SaaS 「スマートフィールド」によるデータの妥当性チェックの自動化

 

マスターデータの照合、マージ、サバイバーシップ

マスターデータの重複が排除され、レコードが単一のゴールデンレコードに統合されると、正確かつ完全で一貫性のあるマスターデータを確保することがはるかに簡単になります。インフォマティカのインテリジェントなMultidomain MDM SaaSは、宣言型ルールとAIアルゴリズムを組み合わせ、データ照合の精度を向上させます。宣言型ルールでは30年以上にわたるトレーニングとチューニングの情報がまとめられており、複数のフィールドでインデックス作成とブロッキングを行うことで、明らかに一致しないペアをできるだけ迅速に除外します。

ルールを手動で調整しようとすると何日もかかる場合がありますが、「Intelligent Match(インテリジェントな照合)」機能を使用すると、AI照合のアルゴリズムを数時間でトレーニングすることができます。CLAIRE AIエンジンでは、ビジネス分野の専門家とデータスチュワードをサポートするアクティブラーニングを採用しています。そのため、事前に手動で行われたデータ分析やMDM内の照合エンジンの知識がなくても、照合ペアのラベリングに関する教師あり学習を活用し、照合エンジンのトレーニングが行えます。ランダムフォレスト分類は、決定木分析からの学習を通して、モデルがレコードと一致した理由・一致しなかった理由を把握します。これにより、アルゴリズムは最適な照合ルールを決定づけることができます。

照合パラメーターに関しても、厳密性などに考慮したきめ細かい調整が行われます。「Match Explanation(照合の説明)」機能は、照合ペアの照合スコアを裏付ける計算が把握できるよう、完全な透明性を提供しています。信頼性の高い照合に関しては自動的にマージが行われ、照合しない場合は一意のフラグ、信頼性の低い照合の場合はレビュー用のフラグが付けられます。

 

図8:Informatica Intelligent MDM SaaS「インテリジェント照合」による構成

また、特許取得済みのTrust Frameworkでは、生存ルールを定義し、属性レベルで信頼性スコアを計算します。データのソース、最も一般的な値、更新頻度、データの完全性といった生存戦略を使用することで、各フィールドで最も信頼できるソースを選択することができます。たとえば、電話番号と電子メールアドレスのデータソースとして優れているのはCRMですが、住所関連では配送システムの方がより優れたソースであると言えます。こういった信頼性に関するルールは、2つのレコードがマージされるとき、いずれかのソースレコードを更新するとき、もしくはレコードがマージされなかったときに自動的に適用されます。

 

マスターデータのタスク管理とワークフロー

インフォマティカのインテリジェントなMultidomain MDM SaaSは、カスタマイズが可能なタスク受信ボックスを提供します。この受信ボックスでは、現在のタスクのリストとそれぞれのステータス、そこから派生するサブタスクがデータスチュワードに対して表示されます。データスチュワードやタスク管理者は、タスクを他のユーザーに再割り当てすることができます。また、一括タスク管理機能を使用すると、複数のタスクの再割り当て、期日の変更、拒否をまとめて行うことも可能です。

ワークフローには、事前構成されたマルチステップ承認プロセス、「Save as Draft(下書きとして保存)」機能、進行状況を測定するダッシュボードが備わっているため、すぐに使い始めることができます。作成、更新、承認の機能もあらかじめ組み込まれています。ワークフローをカスタマイズしたい場合は、ローコード/ノーコードのドラッグ&ドロップインターフェイスで簡単にカスタマイズすることができます。

  

図9:Informatica Intelligent MDM SaaSボックス内のタスク

 

Informatica Intelligent MDM SaaSは、Informatica Intelligent Data Management CloudのWS-BPEL2.0およびBPEL4Peopleに準拠したBPMサービスを使用しています。これにより、MDMの内部(タスク管理や条件付きルーティングなど)だけでなく、特定の顧客のタッチポイントに対するオファーのパーソナライズ、製品リコールの追跡など、MDMワークフローを大規模なビジネスプロセスに統合し、あらゆるビジネスプロセス管理のニーズに対応することができます。

 

マスターデータのスチュワードシップ(案内管理責任)とガバナンス

Informatica Intelligent Multidomain MDM SaaSを使用することで、データスチュワードはインターフェースを簡単にカスタマイズし、担当するデータとタスクのみを表示することができます。すぐに使い始められるグラフには期限切れのワークフロータスクが表示され、派生したタスクを把握することも可能です。また、誰が、何を、いつ行うかなど、変更に関する完全な監査証跡も提供されます。これには、発効日ごとに検索、表示、比較するタイムライン機能が含まれます。また、作成者と承認者の間で職務の分離をすることで、社内の統制ポリシーを実施することもできます。

さらに、条件付き通知およびルーティング機能により、問題の特定と改善措置が高速化します。また、企業体、ソースシステム、地域、データの属性に基づいて変化するサービスレベルアグリーメント(サービスレベル契約)のサポートも可能にします。これには、条件付きのサービスレベル契約に基づいてタスクの期日を動的に設定できることも含まれます。

図10:Informatica Intelligent MDM SaaS の変更履歴画面

 

CLAIRE AIエンジンは、データスチュワードとビジネスユーザーが新しいレコードを作成する際、データの重複を防ぎます。入力されたものと似たレコードをCLAIREが見つけた場合は、「類似レコード」の推奨パネルが画面に表示されます。これにより入力時点でのデータ品質が向上するため、あとから重複レコードを照合、マージする必要がなくなります。

またビジネスエンティティサービス用のAPIを使用すると、マスターデータのスチュワードシップ(案内管理責任)をビジネスアプリケーションとプロセスに組み込むことができます。REST呼び出しを行って、企業内のベースオブジェクトレコードと関連する子レコードの作成、更新、削除、検索や、タスクとレコードの添付ファイルの作成、更新、削除も可能です。

 

マスターデータのダッシュボードとレポート

マスターデータマネジメントプログラムの成功には、ビジネスユーザーのエクスペリエンスが不可欠です。インフォマティカはこれまで、ビジネスユーザー、データスチュワード、アプリケーション管理者、分析チームなどのさまざまな人々がマスターデータマネジメントソリューションを使用する状況やエンドツーエンドの対話プロセスを調査し、直観的なインターフェース、ガイド付きワークフロー、機械学習の推奨事項の設定に役立て、導入、生産性、俊敏性を向上させてきました。

Informatica Intelligent MDM SaaSの「Application Composer(アプリケーション組み立て)」機能では、ローコード/ノーコードのダッシュボードレイアウトが提供されます。ダッシュボードレポートと情報レイアウトをパーソナライズして、1つのページから複数のダッシュボードにアクセスするなど、さまざまな人、組織の機能、地域に対応し、コンテキスト化されたビューを提供できます。また、属性ごとのレポートのフィルタリング、検索レイアウトでの選択リストの使用のほか、オンデマンドでのレポート実行や、定期的なレポート実行に向けたスケジュール設定も可能です。

 

図11:Informatica Intelligent MDM SaaSで、適用、生産性、俊敏性を向上させる最新のユーザーエクスペリエンスを提供

 

マスターデータのセキュリティとプライバシー

グローバルな接続が広まり、サイバー攻撃が増加している昨今、マスターデータを保護することがとても重要になっています。Informatica Intelligent MDM SaaSは、セキュリティが主要な設計軸となっています。インフォマティカの製品開発には、安全な開発ライフサイクルが組み込まれており、開発中に生じるセキュリティの欠陥を排除しています。

インフォマティカは、非常に厳格なクラウドセキュリティを保持しており、保存データはAES-128キーを、転送中のデータはTLS-1.2以降のプロトコルを使用して暗号化されます。インフォマティカのクラウドセキュリティプログラムでは、以下の分野にわたる取り組みに注力しています。

      アプリケーションのセキュリティ

      IDおよびアクセス管理

      脆弱性管理

      セキュリティインシデントへの対応

      トレーニングと認識向上

      業務継続と障害回復

      ガバナンス、リスクマネジメント、コンプライアンス

インフォマティカのインテリジェントなMultidomain MDM SaaSは、非常に細かな役割ベースのセキュリティをサポートします。きめ細かく柔軟性が高いため、管理者は組織のセキュリティポリシーに従ってセーフガードを導入することができます。ユーザーアカウントは、それぞれが割り当てられている役割に設定されている特権を継承します。また、パスワードベース、SSOベース、証明書ベース、トークンベースの認証を含む複数の認証オプションがあります。アクセス制御はプライバシーポリシーとユーザー認証に基づいて実施され、マスターデータはクエリ時に動的にマスキングすることができます。

図12: Informatica Intelligent MDM SaaSで細やかなアクセスと特権制御を実現

 

Multidomain MDM SaaSはさらに、ビジネスプロセスにおけるAPIベースのマスターデータ交換をリアルタイムで監視・保護します。これにより、APIのリクエストとレスポンスでの機密データ漏洩を監査、記録、ブロックが可能になります。保護する情報としてクレジットカード番号、個人を特定できる情報、納税者番号を選ぶことができ、各情報の保護を要求、応答、またはその両方を適用させるかどうかも選択可能です。

 

マスターデータ拡張と業界コンテンツ

インフォマティカのインテリジェントなMultidomain MDM SaaSには、一般的なデータソース(Salesforceなど)および業界コンテンツ(ヘルスケアなど)に対応する拡張機能が事前構築されています。これによって、データモデルの構築や一般的なデータソースへの統合を行う必要性が減少するため、展開を加速し、投資収益率を高めることができます。事前構築されたこのコンテンツに追加費用はかからず、サブスクリプションの一部としてアクセスすることができます。パートナーは、自社の知的財産に基づいて拡張機能や業界コンテンツを構築することが可能です。

 

図13: Informatica Intelligent MDM SaaS Healthcare Extensionを活用した医療機関のダッシュボード

 

まとめ

インフォマティカは、クラウドネイティブのマイクロサービスアーキテクチャ、ユーザー中心の設計原則、AIを活用した自動化を使用し、最新のMultidomain Master Data Management SaaSソリューションを作成しました。テクノロジーを活用することで、ビジネスのあらゆる分野に変化がありました。そして、同様に変化していくビジネスニーズに対応するべく、マスターデータマネジメントに必要な機能も絶えず進化しています。インフォマティカは、市場をリードするサービスであるIntelligent Data Management Cloud (IDMC) を通して、マスターデータマネジメントを最新化し、昨今のアジャイルなデジタルビジネスの世界にも対応できる独自のソリューションをお客様に提供してきました。

      旧型のオンプレミスなマルチドメイン製品をクラウドで提供する他のベンダーとは異なり、インフォマティカは、導入、生産性、俊敏性を向上させる最新のクラウドエクスペリエンスを提供します。データスチュワード、アプリケーション管理者、ビジネスアナリスト、分析チームなどのさまざまな人々がマスターデータマネジメントソリューションを使用する状況や、エンドツーエンドの対話プロセスを研究することで、直感的なインターフェース、ガイド付きワークフロー、機械学習の推奨事項を設計し、分析や運用で使用するマスターデータの検出、キュレーション、消費を簡略化することに成功しました。

      制限のある機能や不足している機能を補うためにサードパーティ製品を必要とする他のベンダーとは異なり、インフォマティカは、実装を高速化し、所有コストを削減するオールインワンソリューションを提供します。マスターデータマネジメントの実践に必要なすべてのデータマネジメント機能(データとプロセスの統合、API管理、データ品質、データモデリング、階層とグラフの関係の管理、ワークフローとタスクの管理、参照データマネジメント、セキュリティなど)は、事前構築されたドメインや業界コンテンツとともには単一のソリューションに統合されています。これにより、マルチドメインマスターデータマネジメントの実装と管理を容易に行うことができます。

      顧客など、単一のドメインのみに対応する他のベンダーとは異なり、インフォマティカはビジネスの成果を加速する包括的なマルチドメインソリューションを提供します。マスターデータ内の複数のドメインと、場所、顧客、製品、サプライヤー、資産などのドメイン間の関係を管理する機能によって、カスタマーエクスペリエンス、デジタルコマース、サプライチェーンの最適化、財務関係の改善など、幅広いデジタルトランスフォーメーションのサポートが可能になります。こういった機能がビジネスの領域全体に拡張されることで、長期的な価値が見込めます。

 

本ブログは2022年3月2日のMANOUJ TAHILIANIによるPowering Digital Business with Intelligent Multidomain Master Data Management SaaSの翻訳です。