【パートナーブログ:SCSK】点在する既存システムのデータを有効活用する ~プロパティマネジメント事業の成功事例~

Jul 18, 2019 |
インフォマティカ編集部

前回のブログでは「データガバナンスと働き方改革」をテーマに、データ入力の精度を上げることで、仕事の質が変わるというお話をしましたが、今回はデータを分析するためにシステムに点在するデータを手で入力・統合することから、ツールを導入し自動化することで、仕事の質が劇的に変わったというお客様の事例をご紹介します。

事例のお客様はプロパティマネジメント会社(A社様)で、商業施設へ入居しているテナント様へ、利用者や売上データの分析結果をフィードバックし、集客力アップや売上向上の努力を日々されています。

利用者やテナント様の満足度を高めることは、商業施設だけでなく街全体を魅力的な空間にすることにつながり、街を元気にすることができると考えられています。

しかしながら、お客様は各オペレーションに合わせた個別のシステムから上がってきたデータを収集・整形・統合するのに時間を取られ、肝心なデータ分析と改善施策提案に十分な時間を取ることができないという課題に直面していました。この課題を解決し、お客様の会社自身がテナント運営ノウハウを蓄積し、今後の商業施設の企画・開発、ビジネス拡大につなげていきたいと考えられていました。

そこで、データ活用を促進するためのシステム刷新プロジェクトが動き出しました。このプロジェクトで達成すべきゴールは下記3点と設定。

1.         手作業による集計ミスをなくすため、手作業の排除または極小化

2.         データ統合・集計作業時間の短縮

3.         属人化の排除

 

課題解決方法 案1:ERPの導入

各システムに散在するデータを収集・整形する手間を考え、既存システムを統合するためにERPを導入し、データの効率的な収集、データの管理・分析業務の自動化、運用コストの削減を実現できると考えていた。しかしながら、システムの統合により業務が標準化できるかもしれないが、業務をシステムに合わせるため、逆に手間が増え、社員への負荷が増える可能性が高い。

 

課題解決方法 案2:データ統合基盤の導入

既存システムを統合するのではなく、データのみを統合することで、今後ますます増えるデータや、そのデータ活用を見据えた、データ統合基盤を構築する。この方法であれば、システムの入れ替えがないため、業務の変更がなく、ユーザーはデータ連携基盤を意識することなく、情報の収集・管理が容易に行える。またERP導入に比べ、はるかにコストを抑えてメリットを出すことができる。

 

結論:データ連携基盤としてインフォマティカを採用

「さまざまなデータベースやファイルに対するコネクタが用意されていたため、既存システムとのデータ連携が驚くほど容易だった」と、お客様の担当者はおっしゃっています。

 

具体的に見えた成果

  1. データ連携の自動化によりデータ統合作業の極小化を実現
  2. レポート作成時間が3日から、数分へ短縮

→レポート作成のタイミングが、これまではテナント様との打ち合わせ後、帰社して、テナント様の要望を反映させたシミュレーションを行い、レポートを作成していましたが、その場で、お客様との会話に応じて新たなレポートを作成できるようになった。

  • テナント様とのコミュニケーションが経験や勘ではなく、データに基づいたものに変化

→データを実際に見せながら議論できるようになり、店舗改善のPDCAサイクルが速くなっただけでなく、テナント様からの声も拾い上げやすくなった。社員がテナント様に経験や勘に基づく提案ではなく、データに基づいた提案を実施できるようになった。

今回、新システム導入にかかった期間は、A社から2名、SCSKから4名の少人数体制で、実質わずか3ヵ月。短期間での導入に成功した要因は、プロジェクトのゴールを明確に持っていたことです。

SCSKは、データ統合基盤やデータ分析基盤など、多様なソリューションに精通しています。データ連携・統合ならSCSKへお声がけください。

 

■問い合わせ先:solution-marketing.sp@scsk.jp

■HP リンク:https:/www.scsk.jp/sp/informatica/