【パートナーブログ:ALSI】 インターフェース基盤統合がもたらす効果とは?
パートナーブログシリーズ、続いてはアルプス システムインテグレーション株式会社(ALSI[アルシー])様です。インターフェース基盤統合がもたらす実際の効果について、お客様事例を交えてご紹介です!
昨今、クラウドに代表されるインフラ環境、データベースやBIといったアプリケーション基盤技術等IT技術の進化は目覚しいものがあります。IT技術の進化に伴い、これまでにはない便利なツールやアプリケーション、サービスが次々と提供されています。このIT技術の進化は、IT部門に「より使いやすく便利で業務に貢献するシステム」の導入を迫ります。
しかし、実際には、システム同士は、ほとんどの場合様々な形で各々のデータを連携する必要があります。個別のインターフェース開発では、システム間接続方法、データ変換、文字コード変換、マスタコード変換等を送受信する各システムで検討・開発する必要があり、システムがサイロ化してしまっている状態では、初期開発やシステム保守の場面において非常に大きな工数が必要となってしまいます。
- インターフェース統合基盤としてのInformatica PowerCenter
某電子部品メーカー様のシステム刷新プロジェクトでは、生販会計業務システム、製造実行システム、技術系システムの同時刷新の実施を決定されましたが、システム移行、インターフェース連携が膨大であり、移行時間の短縮、開発生産性、拡張性、インターフェース連携の信頼性等が大きな課題となっていました。
そこで、同社は、まず移行に関する課題を解決する為のツールを弊社と検討し、プログラムのパフォーマンス、開発生産性が共に他ツールに比しても非常に高いPowerCenterを選択いたしました。
また一方で、スクラッチで開発したインターフェース基盤を運用していましたが、拡張性や開発効率から、市販のインターフェース基盤ツールへの置き換えも合わせて検討していました。そこで、同ツールのパフォーマンス拡張性、信頼性、豊富な接続アダプタに目を付け、インターフェース統合基盤としてのPowerCenterの採用も決定しました。
結果として、ERPとして採用したSAPとの接続親和性が大変良く、iDOCや標準BAPIを利用することにより、インターフェース開発のみではなく、SAPの開発削減にも効果を発揮。現在継続しているグローバル展開においても当基盤を活用した効率的な開発が進んでおります。
既に、システムの初期リリースから3年を経過しておりますが、パフォーマンスにおいては、システム検討時の想定より大量のデータに対しても、想定以上のパフォーマンスを発揮しており、信頼性についても、リリース以来大きな問題もなく安定稼動を続けております。
- 安定稼動、システム保全工数削減のために
弊社の品質方針は、「最初から正しく」というキーワードを第一としております。「最初から正しく」を実現するために弊社では「標準化」の取り組みを行っています。PowerCenterは製品自体が開発生産性の高いツールですが、非常に多くの機能を有しているため、設計・開発担当者の能力によって作り方が変わってしまうことがあります。
そこで要件を集約し、共通する要件に対しての要件定義~テストまでの工程、設計内容、実装方法の標準化を実施してきました。標準化した工程のどこで誰が何を行うかも規定しプロジェクト全体への展開を実施しています。
「標準化」することで規定したサイクルが一巡し、二巡目からは工数の大幅な削減効果が得られています。実績のある実装方式を使用することでシステムの安定稼動にもつながっています。現在も要件の追加に応じてPDCAを回し標準の改廃を継続中です。
最後に、弊社は、前出の事例も含めInformatica製品による豊富なデータ統合の経験やノウハウを持っております。
データ統合やインターフェース連携にお困りの際は、是非一度ご相談下さい。
【会社紹介】
アルプス システムインテグレーション株式会社(ALSI[アルシー])は、電子部品の総合メーカーアルプス電気株式会社のグループ会社として、1990年に設立しました。20年以上にわたり、アルプスグ電気グループで培った「ものづくりDNA」を受け継ぐシステムインテグレーターとして、製造業の現場で培った経験とノウハウを活かしたしくみを構築しています。システムコンサルティングから、保守・運用まで、お客様へのきめこまかいサービスをご提供します。
【会社概要】
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