EDI は現在も重要な役割を果たしていますが、エンタープライズデータ交換環境は EDI を超えて進化しています。XML ベースの標準が登場したことで、XML や Web サービスを通じて、データ交換をリアルタイムに実施する企業が増えてきています。 小規模な取引先とのやり取りは、今も文書によるデータ交換が行われており、また Excel スプレッドシートや PDF、Microsoft Word 文書を手作業で統合している企業も依然として多く存在します。業界アナリストの分析によると、ほとんどの EDI ゲートウェイの基盤になっているのは 15 年前のテクノロジーであり、 現在のエンタープライズ ニーズに対応できません。 インフォマティカの EDI ゲートウェイ+ は、EDI、XML、非構造化文書の統合を自動化できます。
EDI 文書と XML 文書を効率的に統合することは、 EDI ゲートウェイにとって重要な機能ですが、 Excel、PDF、Word の文書も同じレベルで自動的に統合できれば、大きなメリットになります。複雑な XML や業界固有の形式 (EDI X12、EDIFACT、SWIFT、HIPAA など)、非構造化文書 (Excel、PDF、MS Word) などを事前に変換しなくても、データ形式や複雑さ、規模に関係なく、ポイントアンドクリックで変換できます。 さらに、自社と同じデータ形式やテクノロジーを取引相手に強いることなく (強制的に導入しても失敗に終わることがほとんどです)、あらゆる取引先とのデータ交換を自動化できます。
カスタムコードを開発しなくても、コンフィグレーションや再利用が可能です。使いやすいユーザー インターフェイスで、新しい取引先の追加や設定を業務アナリストが実行できるので、オンボーディングや情報収集に要する時間を大幅に短縮できます。またパートナーポータルを通じて、パートナーが自らオンボーディングを実行できます。
業務担当者や許可されたパートナーが、データフローやボトルネック、障害などを確認できるようにエンドツーエンドに可視化します。常時モニタリングし、通知を受け取ることで、ビジネスに影響が出る前に問題を把握して解決できます。また、主要業績指標 (KPI) を測定するダッシュボード上で、問題のあるエリアやパフォーマンスの改善傾向を把握できます。
取引先との関係を強化し、業務効率を高めるためには、粗悪なデータをアプリケーションへロードしたりパートナーへ送信したりする前の段階で発見することが非常に重要です。予め組み込まれたデータ品質チェック機能やカスタマイズ可能な Informatica Data Quality ルールがあれば、あらゆるタイプのデータを完全かつ高精度に、すぐに利用できる形で共有できます。